花房英樹作 能油絵 『井筒』

東京都中央区銀座で、花房英樹作 能油絵 『井筒』を買い取りました。

日本に古くから伝わる芸能。それが「能」です。今回はその歴史から見ていきましょう。

能の原型は、大陸で生まれた「散楽」にあると言われています。
散楽は、曲芸や踊り、歌などを取り入れたものであり、非常に面白いものでした。
ただ、これは時代が経つに従い、少しづつそのかたちを変えていきます。そのなかで、現在の「能」の原型となるものができたと言われています。

能を語るうえで欠かせない人物と言えば、観阿弥と世阿弥の親子でしょう。
彼らは、散楽(日本では「猿学」と呼ばれるようになった)と田楽などをあわせて、新しくも素晴らしいかたちを作り上げました。
時の将軍から愛された世阿弥は、強烈なバックアップを受けて、己の芸術を高めていきます。系統だった芸術へと昇華されていった能は、そのうち、日本の伝統芸能として、時の権力者たちに深く愛されるようになりました。

しかしこのようにして発展していった能ですが、それが「庶民が気軽にみられるもの」になるには少し時間がかかります。
今回、東京都中央区銀座で買わせていただいた、花房英樹作 能油絵 『井筒』のような「能絵」が出てくるのは幕末の頃、これがよく広まるのは、それからさらに時代が経って明治期以降のことだと言われています。

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