鋳銅達磨大師立像

東京都板橋区のお客様から、鋳銅達磨大師立像をお買い取りしました。

達磨大師(だるまたいし)は、禅宗の祖とされる僧です。6世紀ごろの人だと言われ、もともとはインド生まれ。のちに中国にわたって崇山少林寺で9年間も座禅を組んで、ついに悟りをひらいたというエピソードで有名です。これを面壁九年などと言います。

日本における達磨は、ころんとした丸いユーモラスな形をした縁起物のイメージが強いのですが、あれは達磨大師が9年間も座禅をしていたので足がなくなってしまったという俗説に基づいています。
禅宗の祖と言われる僧ですから、禅寺においては非常に重要なもの。毎年10月5日は達磨忌で、全国の禅寺では法要が行われています。

今回のお品物は銅製の達磨大師立像です。
ややふくよかな胸部や腹部に対して、衣に包まれた下半身はすらりとスリム。片手で衣を抑えて、もう片方の手で仏具らしきものを前方に差し出しています。

いかめしい顔が、禅宗の祖としての厳しさをあらわしていて、あのコロコロの達磨をイメージしているとちょっと驚いてしまうほど、立ち姿の美しい仏像です。
ちなみに、丸い達磨人形発祥の地は、群馬県の少林寺達磨寺だそうです。天変地異の邪気を払う縁起物として周辺の農民に広がり、今でも日本中で愛されています。

銅器