土方稲嶺筆 虎図掛軸

東京都葛飾区で江戸期の鳥取藩絵師 土方稲嶺筆
奔放で荒々しい筆致が特徴的な虎図をお売りいただきました。

「土方稲嶺」は、「ひじかたとうれい」と読みます。今より遥か昔、江戸の終わりに活躍した絵師であり、稲葉で生まれました。時の鳥取藩主であった池田斉邦の藩絵師として活躍した

人です。

彼は、これもまた著名な宋紫石(そうしせき。花や自然をモチーフとした絵を得意とした)からその技法を学び、さまざまな著名人との交流もしていました。
彼がその技術を学んだ宋紫石動揺、自然を描き出すことを得意としており、その腕前は高く評価されていました。

今回、東京都葛飾区で買いあげさせていただいた「土方稲嶺筆虎図掛軸」は、雄々しい虎が中央に据えられています。その鋭い眼光、太い手足は、墨一色で描かれているにも関わらず、

画面から飛び出してきそうなほどの荒々しさ、獣らしさを持っています。見た人が思わず驚いてしまうほどの迫力のある掛け軸であり、見ている人に強い印象を残すことでしょう。

描き手である土方稲嶺は、67歳に亡くなっています。しかし彼が描き出した虎は、生命を吹き込まれ、そして今も息絶えることなく、掛け軸のなかで生き
続けているのです。

掛軸水墨画