九谷焼作家 米久和彦作 赤絵金襴手松竹梅文寅図盃

江東区豊洲で九谷焼作家 米久和彦作 赤絵金襴手松竹梅文寅図盃をお買取りしました。

米久和彦(こめきゅうかずひこ)は、久谷焼の作家の中でも精鋭と呼ばれる赤絵技術の持ち主です。
昭和43年に石川県能美市(旧根上町)に生まれ、平成2年に金沢美術工芸大学の美術学科(油絵)を卒業。平成4年に石川県立九谷焼技術研修所の専門コース卒業し、日本伝統工芸士・福島武山に師事しました。
平成8年よりみずからの米久窯をつくり、自立の道に入りました。以後は日本全国で個展を開催し、精力的に作品の制作にあたっています。

米久和彦の作風は、師である福島武山と同じく赤絵線描(あかえせんびょう)を生かしたあでやかな赤絵金襴手(あかえきんらんで)です。
赤絵金襴手というのは、にじみにくい赤絵具を使って細い筆を用いて、器全体に線描という細かい描き込みをする技法です。
白い陶磁器の上にぎっしりと線描で吉祥模様などを描き、さらに金で絵付けをする豪華なスタイルが欧米人にも人気です。

赤絵線描の見どころは、緻密な絵付け。
作品によっては、0.1ミリの中に3本の線を描きこむという超絶技巧が必要とされますが、米久和彦自身は細かい作業が好きなので楽しみながら制作していると言います。

今回のお品物は、豪快に吠える虎と縁起のいい松・竹のモチーフを赤絵で描いた盃です。盃のふちや松や竹、虎の尾などに金をあしらった、小ぶりながらも非常に美しいお品です。

陶磁器