乳白ぼかし 丸紋ウランガラス氷コップ

東京都江東区のお客様から、乳白ぼかし 丸紋ウランガラス氷コップをお買取りしました。

氷コップとは、主に戦前の大正〜昭和初期に氷菓を入れるために使われたコップのことです。
にはさまざまなタイプのガラスが使われていますが、今回のお品物はのウランガラスの氷コップ。ステム(コップの脚部分)にある、ウランガラス特有のやわらかな色が特徴です。

ウランガラスは1830年代にチェコで開発・実用化されたガラスです。チェコや日本ではウランガラスと呼びますが、アメリカではバセリンガラスとも言い、蛍光ガラスやルミネッセントガラスとも呼びます。
黄緑色に輝くガラスの色は、ごくごく微量に含まれたのウラニウム鉱石のおかげ。
ウランガラスは主にチェコとアメリカでしか作られておらず、製造量がわずかですから、とても貴重なガラス材料なのです。

ところで材質にウランが入っていると聞くと、放射能と関係のある素材では?と不安に感じる方もいるでしょう。
たしかにウランガラスには微量の放射能が含まれますが、これは自然界における放射能の量とほとんど変わりません。人間の体には害のない程度の自然な放射能ですから、使用に際して特に配慮することは何もありません。

今回のお品物は、コップ部分のぽってりしたガラスと乳白色のぼかし、丸紋がとてもかわいらしい組み合わせ。さらにステムのウランガラスが涼し気な雰囲気を添えています。

七宝焼・ガラス