古錫茶壺

東京都目黒区祐天寺で古錫茶壷を買取りました。

高さ 約21cm 重さ1.8kg

錫製の茶壺は煎茶道具の中でも買取事例が多い商品で、作者の銘があるものや、大きな物は高額買取が期待できます。
茶壷は抹茶になる前の葉茶を保管しておく容器です。抹茶を保管する壷を小壷と呼ぶこともあり、それに対応する呼び名としてこの茶壷のことを「大壷」と称することもあります。茶壷は陶器製のものが一般的だと思われがちですが、錫製の茶壷は、丁寧に長年使うことでにぶい光沢が一層やわらかみを増したり、落ち着いた風合いが出てくるため、古くから人々に求められています。
錫の製品は、密封性が非常に高いのも特徴の一つ。鋳造された錫は、壷の本体と蓋とがぴったり合うように職人の手によって注意深く削り出されます。1ミリ以下の精度でぴたりと合わせられた壷は、蓋の重みでスッと沈んで閉まり、湿気や紫外線など茶葉を損なう要素を寄せつけません。このスッと沈む独特の感触も人気の理由といえます。
また、空気中はもちろん、水の中でも錆びないという、金属としては珍しい特性も。お茶に使用する道具は水にふれることも多く、湿気に弱い材質でできたものは経年劣化をおこしやすいことから、美しさが損なわれてしまうケースもあります。しかし錫は水にふれても錆びたり、金属の毒成分が溶け出したりする心配がありません。それゆえに、価値の高い品物が現代でも多数存在するのです。

茶道具