元永定正作 シルクスクリーン①

港区高輪で元永定正作 200部限定シルクスクリーンを買取ました。

絵本作家元永定正が描いた色使いは、そのシンプルさと優しさゆえ、人を惹きつけてやみません。地面のような空のような、帽子のような建物のような‥‥見る人によって何通りもの想像が描けるような構図は、抽象画家の真骨頂といえるでしょう。

元永定正作 シルクスクリーン②

三重県に生まれた元永は、当初漫画を描いていましたが、文部省美術展覧会、いわゆる文展派の画家であった浜辺万吉の影響で、洋画家に転じました。
挿絵を描いた絵本のなかでもっとも知られている作品は、なんといっても「もけらもけら」でしょう。「もけらもけら」は、ジャズピアニストの山下洋輔とモダンアートの鬼才と呼ばれた元永の合作です。2歳児前後の赤ちゃんが楽しめるこの絵本は、意味をもたない面白い発音と、元永の味わい深い絵が評判になり、1991年に第14回絵本にっぽん賞(現在の日本絵本賞)を受賞しました。元永はまた、「がちゃがちゃどんどん」、「ころころころ」の絵本などでも多数挿絵を手がけました。
作品は子ども向けの絵本から前衛絵画まで多岐にわたり、受賞した賞は兵庫県文化賞(1986年)、芸術文芸シュバリエ賞(1988年)などさまざま。そしてモダンアートの画家として初めて紫綬褒章をも受章しました。

絵画版画・リトグラフ