金龍堂造 銀象嵌鉄瓶

港区高輪で金龍堂造 銀象嵌鉄瓶を買取ました。

鉄瓶は、雲色堂、青龍堂、龍文堂、亀文堂などさまざまありますが、金龍堂造の鉄瓶は貴重なもので、こちらも非常に良いものを買い取らせていただきました。立体的な造形が一つの特徴で、通常イメージする鉄瓶よりも、装飾性に富んでいることがお分かりいただけると思います。金龍堂造の鉄瓶は、銘を見ることでその真贋を問うことができますが、時代によって銘が少しずつ異なっているため、鑑定には注意が必要な品物の一つです。
象嵌は、はめる、かたどるを意味する工法で、シルクロードでの交易が盛んだった時代に、シリアのダマスカスからはるか遠くの日本まで伝わった技術といわれています。繊細な細工は、見ているだけで心が豊かになりますね。写真ではやや分かりにくいかもしれませんが、鉄瓶の側面にも模様が入っています。
象嵌鉄瓶は、このような銀象嵌以外に、金で象嵌がほどこされたものもあります。一般的に、どちらも象嵌がほどこされている面積が大きければ大きいほど、価値が高く、高額で取引がなされています。
鉄瓶というとシンプルなものを思い浮かべるかと思いますが、銀象嵌がほどこされたこちらの鉄瓶は、それ自体が一つの美術品、景色になりそうなほど存在感があります。

銅器