森川賢道作 銀製蝋型の茶入れ

森川賢道作 銀製蝋型の茶入れを東京都大田区のお客様からお買い取りしました。

茶入(ちゃいれ)とは、茶道で使う茶道具のひとつです。広義にはお抹茶を入れる容器全体を指しますが、現在では濃茶(こいちゃ)を入れるための容器をよびます。薄茶用に使われる木製の棗(なつめ)に対して、濃茶用の茶入という言葉を使うのです。茶入れは陶磁器製のものが多いのですが、現代作家の作品では金属を用いた、金工の作品にもすぐれた作品が多数あります。

森川賢道は千葉県飯山市の彫金家です。東京藝術大学の美術学部 · 鋳金研究室 · 工芸科を卒業後、彫金作家として数多くの作品を生み出しました。これまでにもさまざまな受賞歴がありますが、最近では第30回 日本煎茶工芸展(平成28年)で、「込型鋳銅 灰炉」が黄檗賞を受賞しています。彫金家としてだけでなく、煎茶人としての一面も持つ風雅な作家でもあります。

煎茶道具での受賞も多数あり、茶人らしい優しさと野趣をあわせもつ作品が特徴です。現役の彫金家として注目を集めており、茶人のお客様を中心に堅調な需要のある作家さんです。今回のお品物のように作品の状態がよく、共箱もそろっていれば買い取らせていただきます。お手元に森川賢道の作品をお持ちでしたら、出張鑑定もいたしますのでご一報ください。

茶道具