中里隆作の唐津焼き南蛮扁壺

東京都大田区北千束のお客様より中里隆作の唐津焼き南蛮扁壺をお買取りしました。

中里隆氏は、現在80歳になられる陶芸家です。氏自身も、言うまでもなくすばらしい陶芸家なのですが、氏の父である人もまた、大変に優れた陶芸家でした。彼の名前は、「中里太郎右衛門(無庵)」。12代目であり、古唐津(唐津焼は、佐賀県や長崎県で作られている陶器。古唐津はその発祥が実はしっかりとはわかっていない。技巧よりも野の魅力・自然の魅力をそっくり受け継ぐもの)の復興者でもあり、かつ、国の重要無形文化財に指定された人でした。中里隆氏は、日本の陶芸界を語るうえで欠かすことのできないこの偉人の五男坊です。

さて、この中里隆氏ですが、彼は古唐津焼きにだけこだわることを良しとせず、日本各地、海外各地を放浪します。そののち日本に帰国した中里隆氏は、数多くの名作を打ち出しています。

「京都大田区北千束のお客様より買い求めた中里隆作の唐津焼き南蛮扁」は、言ってみれば普通の「花瓶」です。中島隆氏は食器や皿を得意としており、日常で使える器も多数作り上げています。この「京都中里隆作の唐津焼き南蛮扁壺」もまた、「日常で使える花瓶を」との願いが込められているのかもしれませんね。

陶磁器