銅製・瓢箪に雀の置物

東京都大田区上池台のお客様から、銅製・瓢箪に雀の置物を買取りました。

ひょうたんとスズメとは、ちょっと変わった組み合わせだなとお思いになるかもしれませんが、昔から日本ではスズメの恩返し話にひょうたんが登場します。

“宇治拾遺物語の四十八、雀謝恩事“によれは、いいおばあさんが傷ついたスズメを看病して、元気になってから放してやると、後からスズメがひょうたん(ウリという説もあり)の種を持ってきて落としていった。そのひょうたんを育てると巨大な実がなって、実の中から宝物が出てきたというお話です。
同じような話が朝鮮半島(韓半島)、中国、ウイグル、チベット、モンゴルなどのアジアの国で伝えられていますから、類型的なものかもしれません。ただし、この話の中の鳥をスズメだとしているのは日本くらいだそうです。

昔から日本人にとってのスズメは、穀類とくにお米を管理する鳥というイメージがあります。ひょうたんとスズメという組み合わせは、とても縁起のいいモチーフなのです。
さらに今回のお品物は造詣がすばらしい。ひょうたんの実の多少いびつな形にリアリティがありますし、ひょうたんの上にいるスズメは生きているかのようなリアルさです。
また銅という素材は“金と同じ”という文字であらわされ、風水上も縁起のいい素材だそうです。モチーフと素材の両方から、良いパワーを発している良品です。

銅器