本象牙饕餮紋蓋物

東京都大田区北千束のお宅から本象牙饕餮紋蓋物をお買取りました。

こちらは、本象牙で作られた蓋物です。

全体にほどこされた浮彫は饕餮(とうてつ)という文様です。饕餮は、中国の殷(いん)・周代の古銅器などによくみられる文様で、想像上の獣をイメージしています。

饕餮は中国の古文書である「春秋左氏伝」に登場する動物です。非常に強力な力のある獣として知られ、大きな目と口、曲がった角、爪のある足など猛獣や猛禽類の各パーツを合成した造形です。中国では古くから、強い威力を持つ動物をモチーフにした物を身近に使うことで邪気を払うという習慣があり、非常に縁起のいい品物です。

また、こちらの蓋物は象牙の状態も非常に良好です。

象牙については、1990年のワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)があり、国際取引は原則禁止となっています。日本ではこれまで根付や印籠、箸などの材料として利用されてきましたが、アフリカゾウの個体数の減少により、今後はさらに国内に入ってくる象牙の量が減るでしょう。こちらの蓋物は、素材の点から言っても貴重なお品です。

なおワシントン条約がありましても、個人が所有する象牙製品を売買する時には、特に手続きは必要ではありません。また個人的な利用を目的とした場合の象牙製品の購入にも、問題はありません。

もしお手持ちの本象牙の骨董品で買い取りの相談がしたいと思われる場合は、お気軽に福助までご相談ください。

 

象牙