「家にある絵画を売却したいけど、どこで、誰に売ればいいのかわからない」という方、初めて売るならわからなくて当然です。この記事では、絵画を売る4つの方法と、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
目次
方法1:画廊、画商に持ち込む
メリット

絵画を売却する先としてまず考えられるのが、画廊や画商です。絵を販売する仕事柄、絵画の知識には精通しています。その絵画の価値をしっかりと把握しているので、正しく知識を知りたいときにおすすめです。
デメリット
画廊と言っても、扱っている絵画によっては専門外・・・ということもあります。ある程度作家や作品年代を制限して収集している画廊もあり、売却は受け付けていない場合もあります。自分の持っている絵画を見てくれる、いい画廊や画商を見つけるのは簡単ではありません。
方法2:アートオークションに出品
メリット

実は、アート業界には、アートオークションという美術品専門のオークションがあります。このオークションに持ち込めば、その場で売却先が見つかるでしょう。
プロが仲介に入るので、売却先の人と直接交渉をする必要はありません。
デメリット
安心して取引できるオークションですが、デメリットもあります。それは、手数料がかかるということです。手数料は一般的に10%ほどと思っておくといいでしょう。
また、オークションでは、売れる品物、売れない品物があります。出品すれば必ず落札されるという保証はありません。
方法3:ネットオークションに出品
メリット

オークションというと、一般の人はネットオークションに馴染みがあるかもしれませんね。ネットオークションは自分で落札最低価格を設定できるのがいい点です。「10万円以下なら売りたくない」というケースでは、オークションが手軽で便利といえます。
デメリット
買い手がつかない可能性があることが、一番のデメリットです。掲載する写真を撮り、絵画についての説明文などを書いて出品するのは、慣れない人には面倒なもの。しかも、落札された後は取引連絡をして、梱包・発送まで自分自身が担当しなければいけません。
ネットオークションでは、丁寧に対応しないと悪い評価がつくこともあります。個人間取引のため、入金がない、荷物が届かない等のトラブルも多いです。もし利用するのであれば、これらのリスクを理解したうえで使うようにしてください。
方法4:買取専門業者で査定
メリット

絵画はサイズの大きいものもあり、運んだり、送ったりするのが大変です。オークションなどは、絵画の運搬、送付などは持ち主がしなければならず、その間に作品を傷つけてしまう人も少なくありません。
その点、絵画の買取専門業者であれば、出張買取なども行ってくれます。自宅に来て作品を査定。売却が決定すれば、業者がそのまま持ち帰ってくれます。あなたがするのは、電話やメールなどで業者を依頼するだけ。絵画を売る方法としては、一番手間がかからない方法と言えます。
デメリット
買取専門業者のデメリットは、その業者が絵画について精通しているかどうかわからない点です。絵画の価値がしっかり分かる業者であればいいのですが、万が一詳しくない業者だと、その絵画の正当な価格をきちんと把握していない可能性があります。
業者によっては絵画買取価格が相場より低い可能性もあるので、査定を依頼する際には絵画の鑑定実績がある業者に依頼するか、複数の業者に依頼してみることをおすすめします。
まとめ
絵画を売却する方法は多々あります。一般の人が売却しようとなると、ネットオークションしかないと思っている人もいるかもしれませんが、実際は、アートオークションや画商などに売却する方法もあるのです。
その中でも、一番便利な売却方法は「絵画買取専門業者」に依頼すること。メリットとデメリットを理解して、あなたにベストな方法を選んでくださいね。
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