伊平造 伊万里焼 鯉図染付二尺大皿

伊平造 魚図染付鯉図伊万里大皿をお買取りいたしました

伊万里焼(いまりやき)とは、九州の佐賀県で作られている「有田焼」のことです。
「有田焼」という名称は有田町とその周辺で作られている焼き物であることから来ていますが、明治以降に広く用いられるようになった言葉です。

江戸時代は「肥前焼」もしくは「伊万里焼」と呼ばれており、これは肥前藩が作る焼き物であり、おもに伊万里にあった港から積み出されていたからついた名称です。

歴史の長い有田焼ですが、幕末には経済的に厳しい状況下にありました。幕末近くの1828年には大火に見舞われて生産が落ち込み、有田焼に変わって美濃焼や瀬戸焼が盛んになりました。

肥前藩の磁器産業が揺らぐ中、有田焼の上絵付を専門におこなう「赤絵屋」を拡充することで再生をはかることになり、貿易に関しても新たに許可されたものがいて、平林伊平は新規加入の9名のうちに入っています。

平林伊平の名を有名にしたのは、明治6年のウィーン万博です。このとき、万博における有田焼の出品の御用掛として、田代慶右衛門とともに明治政府から任命されました。
ウィーン万博での有田焼の評価は、平林伊平らの努力が実り、非常に高くなりました。とくに大皿については、その美麗さでヨーロッパ人を驚かせたと言います。
依頼、ヨーロッパでは「IMARI」は人気商品で、今なお海外のコレクターが多いジャンルです。

今回のお品物は、このような伊万里焼の流れをくむ大皿です。
ブルーで描かれた水草と黒一色の鯉は、いかにも涼しげな風情。シンプルな筆のはこびで、鯉が悠々と泳ぐ水の流れまで表現しています。

こういったみごとな図柄の伊万里の大皿は、次第に数が少なくなっている貴重なものですが、個人のお宅にしまい込まれたままと言うケースがあります。国内外の伊万里コレクターのあいだで、高額で取引されることもあるお品ですから、お手元にございましたら査定をご依頼されるといいでしょう。

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