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軍配形蒔絵御硯箱

品目 -
価格 40,000円

軍配形御硯箱をお買取りいたしました。

硯箱(すずりばこ)というのは、書道で使うお道具をしまっておくための箱です。
昔から書道に使用する筆や墨、紙、硯(すずり)は基本のお道具として、「文房四宝(ぶんぼうしほう)」と言います。

日本では書道道具=骨董品というイメージがわきにくいかもしれませんが、中国では昔から珍重されてきた貴重な古美術品です。とくに硯は破損することが少ないために、大切にされてきました。

硯の歴史は、中国の漢(かん)の時代に始まると言われます。のちに宋(そう)の時代には、広く一般に使われるようになり、さらに時代がくだって明・清(みん・せい)の時代に一気に花開きました。
明・清代の硯はデザインも多様で数も膨大になり、芸術的な形や細工をほどこした豪華な硯が作られて、今も高額で売買されています。

いっぽう、日本ではそれほど硯は珍重されませんでした。平安時代までは陶器の硯が主流で、とくに細工がされることもなく、室町時代の終わりごろから、ようやく石製の硯が広まりました。

硯や筆などを一緒にしまっておく「硯箱」については、日本で発達した古美術品です。日本の硯箱は漆や蒔絵を使った豪華な装飾が特徴です。

今回のお品も、軍配型の硯箱に漆を塗り、蒔絵(まきえ)装飾をした華やかなものです。
蒔絵は漆器の上に漆と金・銀などの金属粉を巻いて、表面に付着させる技法です。蒔絵も日本独自の伝統工芸で、こちらは奈良時代に始まったと言われます。

蒔絵にはさまざまな技法があり、「平蒔絵(ひらまきえ)」は漆で絵や文字などをかき、金や銀、色粉を巻いて乾燥させたもの。「高蒔絵(たかまきえ)」は、漆の上に高く盛り上げた部分を作り、そこに平蒔絵をほどこして、立体感を出す技法です。

今回のお品にも漆塗りや平蒔絵、高蒔絵など日本伝来の伝統工芸の技術が駆使され、美しく、貴重な硯箱です。

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