LALIQUE ラリック ポセイドン 大型花瓶

LALIQUE ラリック ポセイドン 大型花瓶のお買取りいたしました。

ラリック(LALIQUE)は、フランスのシャンパーニュ地方に生まれた宝飾デザイナーであるルネ・ラリックの創設によるガラス工芸ブランドです。

ラリックの作品は1900年のパリ万博で一挙に名声を得て、それ以来、アール・ヌーヴォーの花形デザイナーとして脚光を浴びました。
のちに宝飾デザイナーからガラス工芸に転じて、時代に合わせてアールデコのガラス工芸家として成功した多彩な作家です。

ルネ・ラリックの作品は、フロステッドと呼ばれるつや消し技法を使った装飾が特徴です。
フロステッドを使うとガラスの雰囲気が柔らかくなり、クリアなガラスと組み合わせることで、剛と柔の対比が鮮やかになります。
また量産できるガラスとして、乳白時の「オパレッサンガラス」を開発。これはオパールのような輝きがあるためにつけられた名前です。

「オパレッサンガラス」は、リン酸塩やフッ素、アルミナなどにより、ガラスを半透明の状態にした素材です。材料にコバルトを微量だけくわえることで、かすかにブルーがかった光沢のあるガラスになります。
オパレッサンガラスの透明感の違いは、ガラスの冷却温度差によって生じます。

ガラスの厚みのある部分は表面と内部との冷却温度の差が大きくなり、ブルーの不透明さが強調されます。反対に、ガラスが薄い部分では透明に近くなるので、ガラスの厚みからブルーの色合いを調整していきます。

今回のお品物は、タツノオトシゴを両側に配した大型花瓶。
ラリックのガラス工芸品らしくフロステッドとクリアなガラスをたくみに使い分け、海の神であるポセイドンをイメージさせるガラス工芸品です。

ラリックのフロステッドガラスは光を通さずにクリスタルの内側にこもらせ、光が柔らかく反射するために、独特のニュアンスのある陰影が作品にもたらされます。
海神ポセイドンの優雅さ、神秘さを表現している一品です。

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