費隠通容禅師 墨跡

費隠通容禅師墨跡

費隠通容禅師の書幅をお買取りいたしました。

「費隠通容(ひいんつうよう)」は、中国の禅僧です。明時代の末から清時代の初め頃に活躍し、臨済宗(りんざいしゅう)の天童派(てんどうは)に所属していました。

日本での費隠通容(ひいんつうよう)の名前は、禅僧・隠元隆琦(いんげんりゅうき)の師として広く知られています。
日本に渡来し、禅宗の一つである黄檗宗(おうばくしゅう)を開いた隠元隆琦(いんげんりゅうき)は、日本にインゲン豆をもたらした禅僧としても有名です。

隠元隆琦は、中国で29歳のときに出家してあちこちの寺院で学んでいましたが、最終的には費隠通容の住む黄檗山(おうばくさん)へやってきて修行を積みました。そして43歳の時に費隠通容の跡を継ぎ、日本へやってきて黄檗宗をひろめることになったのです。

日本にとっての江戸初期の黄檗宗の渡来は、最新の中国文化を知ることでもありました。建築技術や彫刻技術はもちろん、工芸や書画、書の分野においても、多大な影響を受けました。
精密な技術だけでなく、当時、日本のはるか先に進んでいた中国の高い文化意識をそのまま受け入れることができた、貴重な体験だったのです。

隠元隆琦(いんげんりゅうき)は、そんな芸術的センスの高い黄檗僧の中でもとりわけ書に堪能な高僧で、その隠元隆琦の師である費隠通容(ひいんつうよう)の書も、明代の書風を色濃く残す見事なものです。

今回のお品物も、ながれるような手蹟に勢いがあり、カスレやにじみを使いこなしています。
弟子である隠元隆琦の書は中国の大陸的な伸びやかな書風が特徴で、師である費隠通容(ひいんつうよう)の書も自然な勢いや迫力があります。
一気に畳みかけるようなみごとな文字は、明代当時の書風を強く感じさせます。

「黄檗美術(おうばくびじゅつ)」とまで呼ばれた、明代の黄檗僧による高い美意識、書に対する姿勢を如実に感じることができるお品です。

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