隠元隆琦 墨跡

隠元書幅

隠元書をお買取りいたしました。

「隠元隆琦(いんげんりゅうき)」は、中国から日本にやってきた禅僧です。
隠元隆琦(いんげんりゅうき)は、現在の中国・福建省福清にあった黄檗山・万福寺(おうばくさん・まんぷくじ)の住職でした。
1654年に中国から日本の長崎に渡来し、日本で禅宗のひとつ・黄檗宗(おうばくしゅう)の開祖となり、同時に中国の文化や最新美術・工芸の技術をもたらしました。
宗教的な影響はもとより、黄檗僧らがもたらした芸術はそれまでの日本の伝統的な美術意識を一新するほどの衝撃がありました。

隠元隆琦らがもたらした美術様式は「黄檗美術(おうばくびじゅつ)」とよばれて、日本では珍重されました。
黄檗美術は、中国福建省一帯の美術様式というだけでなく、明時代の末期における中国の中心地だった江南一帯にひろがっていた中国の最新美術一式を含んでいました。
日本よりずっと先に進んでいた明の文化・芸術をもたらした黄檗美術は、それ以来、日本の江戸文化に深く深く浸透していきました。

中国文化は日本の文化に取り入れやすかったという面もあり、次第に和様化が進んでより日本らしいものに変化し、和洋折衷の新しい様式が生まれていったのです。

とくに江戸時代の書は、黄檗美術の影響を濃厚に受けていました。
隠元隆琦(いんげんりゅうき)は芸術の造詣が深かった人物ですが、とりわけ書が得意でした。
隠元と、その弟子の木庵(もくあん)・即非(そくひ)をふくめた三人は、黄檗宗の高僧の中でも見事な手蹟を持つとして「黄檗三筆(おうばくさんぴつ)」と呼ばれ、今でも高く評価されています。

今回のお品物は、その隠元隆琦(いんげんりゅうき)の書です。
隠元隆琦の文字は大陸風にのびやかで優雅さがあり、みるものを引き込む魅力があります。
江戸時代の文化形成に非常に大きな影響を及ぼし、禅宗・黄檗宗の教えとともに黄檗美術の隆盛に力を入れた、高僧の精神を今に伝えている貴重なお品です。

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