石踊達哉「しだれ桜」リトグラフ

石踊達哉しだれ桜

作者の石踊達哉(いしおどり たつや 1945-)は、旧満州に生まれた日本画家です。
東京芸術大学大学院修了後、春季創画展、山種美術館賞展、現代日本絵画展などさまざまな展覧会に出品しました。

1995年にはテレビ朝日の人気長寿番組「徹子の部屋」に出演、1996年からは講談社から出版された瀬戸内寂聴による現代語訳「源氏物語」全五十四帖の装幀画を担当するなど、活動の幅を広げています。また、瀬戸内寂聴による新作能「夢浮橋」にて阿闍梨、匂宮、浮舟が使う中啓を制作し、さらにフランスの美術館に「石踊源氏絵」5点を展示。日本のみならず海外にも源氏物語の幽玄な美を紹介しました。ちなみに中啓とは、儀式に使う扇のことで、末広ともいいます。檜扇に次いで正式なものとして公家で用いられたほか、能や狂言、歌舞伎の小道具としても使われています。

また、2007年には京都の金閣寺方丈杉戸および客殿格天井画を、2009年には千葉県の回向院市川別院本堂阿弥陀三尊仏後壁画「青海波」を、2010年に京都の三十三間堂本坊妙法院門跡普賢堂普賢延命菩薩像仏後壁画「清浄蓮華」を制作しています。

今なお衰えを知らぬその華やかさと奥ゆかしさを感じさせる画風は、多くの人に愛好され、親しまれています。
本作品は、黄金色と朱色であらわした山々を背景に、満開のしだれ桜が今を盛りと咲き誇る構図のリトグラフです。リトグラフは、水と油が互いに反発しあう作用を利用した版画です。この技術が開発される以前に用いられていた凸版画などと比較すると、より微細な筆致や線の強弱を再現することが可能になっており、多色刷りすることで複雑な色合いも原画とほぼ同様に再現できるようになっています。

直筆のサインが入った希少なリトグラフ(120部限定)は、ゴールドの細いフレームに格式高くおさめられ、華やかでありながら落ち着いた雰囲気に仕上げられています。

サイズはF8号(455×379mm)、比較的コンパクトで飾りやすい大きなのリトグラフといえるでしょう。

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