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無形文化財人形師・原米州 親王飾り

無形文化財人形師・原米州 親王飾り
品目 骨董品
価格 5,000円

「無形文化財人形師 原米州 雛人形親王飾り」をお買取りいたしました。

原米州(はらべいしゅう)は、国の無形文化財に指定された人形師です。
1893年(明治26年)に栃木県宇都宮市に生まれ、宇都宮商業学校を卒業後に上京。
三世玉秀の門下生となり、さらに玉秀の師であった二世玉秀や三浦銀次郎にも師事し、「胡粉仕上(ごふんしあげ)」という江戸初期からの伝統ある人形の制作方法を習得しました。

1922年(大正11年)に、米州(べいしゅう)の名前で独立。
独立後は御所人形、木目込み人形、武者人形などの人形の頭部を木彫りで作ることを得意として、さまざまな技法を使った人形作りに没頭します。

原米州の人形の特徴は、肌の色つやです。
人形の肌は胡粉(ごふん)をぬって艶を出しますが、原米州はなめらかで自然な肌つやを出すことができました。
そのため1966年(昭和41年)に人形師としては初めて、国の無形文化財の指定を受けました。
1973年(昭和48年)にはフランスのパリ、ニースにおける日本の伝統工芸展に出品。その後もオーストラリアでの日本伝統工芸展に出品するなど海外展へも精力的に参加し、現在ではパリ人類学博物館、スウェーデン極東美術館などに、原米州の作品が所蔵されています。

今回のお品物は、原米州による雛人形の親王飾りです。
小さいながらも非常に細部まで凝ったつくりのお雛人形で、お顔には「笹目(ささめ)」という技法が用いられています。
「笹目」はお人形の目や眉を数十本ものごく細い線で描き上げる技法で、原米州独自のもの。線がほそくて、まるでササの葉の葉脈のようなので、この名がつきました。
線の一本一本は墨の濃淡も異なり非常に手間がかかるものですが、この丁寧な作業により、お人形は優雅な表情になります。

原米州(はらべいしゅう)は、1989年(平成元年)に96歳で亡くなりました。とても人気のある人形師ですが、今では新作が作られません。現在残っているお品は、いずれも貴重なものです。

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