歌川豊国の役者絵

歌川豊国の役者絵

「歌川豊国の役者絵」をお買取りいたしました。

「役者絵」とは、歌舞伎役者の姿を描いた浮世絵です。
江戸時代、歌舞伎は大都市における最大の娯楽でした。江戸だけでなく大阪や京都などではさまざまな歌舞伎が演じられ、庶民の注目を浴びます。
そして次第に定着した芝居人気は、役者と芝居のグッズ展開を促進することになりました。

多数の案内ポスターや解説文入りプログラム、上演日程表などが版画で出版されると同時に、人気役者の姿を描いた版画はブロマイドとして引っ張りだこになったのです。
今の人気アイドルと同じような立場だった歌舞伎役者は、演じている役の姿だけでなく、楽屋での姿や舞台裏の様子なども、版画として飛ぶように売れました。
とくに人気の役者絵は熱狂的なファンの要望もあり、大量に制作、販売されました。

江戸時代後期には、浮世絵における「役者絵」はいろいろな技法や画風で個性豊かに作られるようになります。
歌川豊国(うたがわとよくに)は、浮世絵界の一大派閥「歌川派」を率いていた浮世絵師です。歌川豊春の門下となって浮世絵を学び、多種多様なジャンルの浮世絵を次々と描いてゆきます。
歌川豊国の浮世絵は、美人画から役者絵、黄表紙や合巻の挿絵まで手広く手がけ、絶大な人気を誇りました。
黄表紙(きびょうし)や合巻(ごうかん)とは、江戸時代後期にはやった草紙(一種の絵本)です。流行本の挿絵を担当することで、より広く歌川豊国の絵柄が知られていきました。

今回のお品物は、歌川豊国の役者絵です。
豊国は1794年(寛政6年)に発表した「役者舞台之姿絵」シリーズで名声を獲得。役者の表情を的確にとらえた描写で江戸だけでなく全国的な人気を得たのちは、みずからの役者絵スタイルを徹底的に追及して、歌川派の隆盛を確固たるものとしました。

晩年になると歌川豊邦の人物画の大きな特徴として、極端な猫背が見られるようになります。これはのちに歌川派の人物像に特徴となって、後世に引き継がれていきました。

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