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酒井田柿右衛門作・菊鳥文小壺

酒井田柿右衛門作・菊鳥文小壺
品目 -
価格 22,000円

「酒井田柿右衛門作・菊鳥文小壺」をお買取りいたしました。

「酒井田柿右衛門(さかいだかきえもん)」は、佐賀県の有田焼の陶芸家です。
初代は江戸時代に登場し、1640年ごろ日本で最初の赤絵焼きを作ったと言われており、以来、白磁の絵付け・赤絵の技法を代々継承しながら、現在まで至っている名門です。

柿右衛門の作品はその色の美しさから、海外でもごく初期のころより非常に高い人気がありました。
むしろ柿右衛門のスタイルは海外での評価に応じて次第に完成したと言ってもよく、江戸時代のはじめにオランダの東インド会社とのやり取りの中で、現在のような色彩感覚あふれる形が磨き上げられて行きました。
日本から輸出された柿右衛門の作品はヨーロッパなどでさかんに写しが作られ「柿右衛門手」と呼ばれたほどの人気を誇ったのです。

今なお、国内外で高く評価される柿右衛門の特徴は、真っ白な素地です。
柿右衛門独特の「濁手(にごしで)」という純白に近い乳白色の素地の上に、赤や青、緑、黄色と言ったベーシックな色をバランスよく使い、ごく細い線で花鳥風月や松竹梅などの模様を描き入れます。
色とともに写実的な描写が躍動感を生み、さらに品のある絵付けが、多様な文化に共通する美しさを引き出すのです。

また、柿右衛門の余白の使い方は実に日本人好み。
絵付けの段階で「濁手(にごしで)」の白地を十分に残したデザインとし、中国色絵のようにぎっしりと模様をいれません。白い素地を残すことで、より色の取り合わせを引き立たせているのです。

今回のお品物は、実に柿右衛門らしい配色の「菊鳥文小壺」です。
ブルーの枝と葉にあざやかな赤い菊の花を置き、壺の中央にはカラフルな鳥がとまっています。鳥の羽根や身体は、赤や青、黄色、印象的な緑で絵付けされ、目を惹きつけます。
柄は全体に広がっていますが、あえて左右非対称とすることで乳白色の素地をたっぷりと残して上品な仕上がり。
計算されつくした流麗な壺の造形も合わさった華麗な色絵の壺です。

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