天然本象牙彫観音像 唐木台付き

天然本象牙彫観音像

「天然本象牙彫刻観音像 唐木台付き」をお買取りいたしました。

象の牙である象牙は、硬すぎず粘りがある素材で細かい彫刻に向いています。そのため象の乱獲が相次ぎ、1989年の「ワシントン条約」で、世界的に象牙の国際取引が禁止されました。

日本では1993年に「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」が施行され、牙の形をした象牙を売買することは、非常に難しくなりました。
ただし1993年以前に国内で取得した象牙は、登録申請をおこなうことで売買や譲渡が可能になります。
登録証がついている象牙は「1993年以前に、合法的に購入した象牙である」という証明がされているということなのです。

といっても、すべての象牙に登録証が必要なわけではありません。
登録が必要なのは牙の形をしたままの象牙であって、美術品・工芸品として加工済みで、牙の形をしていない象牙は登録が必要ではありません。
つまり象牙の印鑑や根付、三味線のバチなどは加工品ですから登録票は要らないことになります。
こういった象牙加工品は国内での売買にも何の制限もありませんから、骨董品として売買することができます。

ただし彫刻作品となっていても、全長が20センチ以上あり、先端がとがった牙の形のまま残されているお品物は、登録が必要です。
20センチ以上の象牙が1993年以前に購入されたきりで、登録申請をしていなければ登録票はありません。
このままでは売買ができませんから、登録申請をしましょう。
登録申請は「一般財団法人自然環境研究センター」が受け付けています。

今回のお品物は、細かい彫りが印象的な中国の仏像。
仏像本体には精緻な彫刻がほどこされ、頭部の宝冠や髪の線描など細かい部分まで彫り込んであります。
本体の彫刻もみごとですが、仏像の背後にある光明(こうみょう)をかたどった「光背(こうはい)」の透かし模様も細かいものです。
台座には唐木を使い、特に目立つ破損もない非常に美しい観音像です。

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