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日本画:双鶴図二枚折れ屏風

双鶴図二枚折れ屏風
品目 -
価格 300,000円

屏風や掛軸によく描かれる動物には、雀や虎、鶴、龍などがいます。これらが古今東西でよく描かれているのは、その動物がもっている力に憧れたり、縁起がよいとされているから。たとえば龍や虎は神聖な動物として、家内安全や魔除けの力があると信じられ、古くから家を守ってくれる動物とされてきました。雀は神の使いとされ、特にまるまると太った「ふくら雀」は「福」を呼ぶとされています。

縁起の良さでは、本作品のような鶴もひけをとりません。「鶴は千年、亀は万年」といいますが、長寿を祝う贈り物としてよく用いられています。
また、鶴の鳴き声は天高く届くという言い伝えもあり、鶴の夫婦仲が良いことから夫婦円満の祈りを込めて用いられることもあります。

こちらの作品は、コントラストのはっきりした構図がひときわ目をひきます。双鶴ということで、末長く長寿に、夫婦仲良くなど、さまざまなとらえ方ができるのではないでしょうか。

屏風の歴史は古く、中国の漢の時代には、すでに風をよけるために使われていたと言われています。日本へは、朝鮮半島の新羅からの献上品のひとつとして持ち込まれました。
平安時代まで、日本では風よけのためではなく、間仕切りとして屏風が使われていました。現代のパーテーションのような役割を果たしていた屏風ですが、貴族の邸宅が寝殿造から書院造に変わると実用的機能から解放され、空間を彩るインテリア用品としての役割が重視されていきます。

いわゆる屏風絵が形態化したのは室町時代頃とされ、豪華絢爛な金屏風へとつながっていきます。
屏風絵といえば狩野永徳ら狩野派の絵師が有名ですが、大和絵や水墨画などさまざまな種類があり、短歌を詠んだものを書きつけてあるような屏風もあります。こちらの屏風は、オーソドックスな二枚折れのかたちですが、あえて不規則な折り方で絵の立体感を際立たせたり、四季の移ろいやストーリーの流れを感じさせる構成に作ったものもあり、昔から比較的自由な形式で楽しまれてきたことが分かっています。

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