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絹本軸装 秋草に鹿の図

絹本軸装 秋草に鹿の図
品目 -
価格 100,000円

二頭の鹿がしなやかに伸びた秋草の中に描かれた掛軸です。このような図案は「鹿秋草文」といいます。鹿の物悲しい鳴き声が、秋の風物として情緒があるため、秋草と鹿の組み合わせは掛軸や着物の文様など、さまざまな作品にモチーフとして用いられてきました。

こちらの掛け軸は、鹿の背にある斑点状の模様や毛並み、秋の草花が風に揺れる様子を繊細に描き出しています。
掛軸が日本に伝来したのは、飛鳥時代といわれています。仏教の教えを広めるためにまず仏画が中国からもたらされ、鎌倉時代には禅宗の影響を受けて水墨画や花鳥画が掛軸としてあらわされました。鎌倉時代以降、掛軸は日本で独自の進化を遂げています。室町時代以降は、茶の湯の席で水墨画の掛軸を鑑賞することが流行しました。季節や天候、その日の来客によって掛軸をかけかえ、心情やもてなしの精神をあらわすようになったのも、茶の湯において床の間に飾る掛軸(床掛け)が流行したためといわれています。

江戸時代に入ると、文人画の掛軸や浮世絵の掛軸が流行し、華やかな作品が多くあらわされるようになりました。
こちらの作品は絹本といい、天然の生糸を平織りにしたものの上に描いています。掛軸には紙本というものもあり、こちらはコウゾやミツマタなどを原材料とした和紙に描くものです。

一般的に、紙本は墨のにじみを眺めて愛でるものとされており、絹本は色の美しさを楽しむ作品といわれています。紙本も絹本も、通気性や伸縮性に優れており、長持ちすることは共通しており、それゆえに何百年も前の作品を現代も楽しむことができるのです。
掛軸といえば、書や絵画だけでなく表具も魅力のひとつです。

表装には、大和表装と文人表装があり、大和表装には「真」、「行」、「草」が、文人表装には「明朝」と「丸表装」があります。大和表装は、それぞれの表装によって格式の高さが異なり、仏事にはふさわしい表装がなされます。一方の文人表装は、南画や丈の長い作品の表装としてしばしば用いられています。

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