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世界の有名絵画、全部知ってる?日本にある有名絵画をご紹介!

教科書に載っている有名な絵画や画家の作品、日本でもたくさん観られることをご存知でしたか?
「ルーヴル美術館展」や「ボストン美術館展」など、世界の美術館とコラボした期間限定の特別展を逃しても、もとから日本の美術館が所蔵している有名作品はたくさんあります。
今回は知っておきたい世界の名画と、日本で観られる作品についてご紹介します。

世界の有名な絵画10選

世界の「名画」をすべて網羅しようとするならば、10選ではとても足りません。有史以来、人間は出来事や感情、思想をあらわすために絵画という手法を獲得し、さまざまな表現方法であらわしてきました。

実際の出来事を克明に記録する絵画もあれば、理想や願いを込めた絵画もあります。また、実際にはあり得ないような空想の世界や作家の頭の中の荒唐無稽なイメージ、苦悩を具象化した作品も。
時代や地域を限定しても、挙げ始めたらあっという間に50作品、100作品を超えてしまうでしょう。
そこで今回は、「教科書に載っているような誰でも一度は目にしたことのある絵画」というテーマで、世界の有名絵画を順不同で挙げたいと思います。

フェルメールの有名絵画「真珠の耳飾りの少女」

フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
作者:ヨハネス・フェルメール(オランダ)
制作:1665年

青いターバンを巻いた少女が、画面越しにじっとこちらを見つめている作品。微笑んでいるようでもあり、こちらを観察しているようでもあり、緊張しているようでもあり、リラックスしているようでもあり。ミステリアスな表情が特徴です。
フェルメールはバロック期の画家で、写実的な技法で知られています。「真珠の耳飾りの少女」も、現在のカメラのような装置「カメラオブスキュラ」を使用して、写実的な表現を追求していたといわれています。

寄せ絵の有名絵画アルチンボルド「春」

アルチンボルド「春」
作者:ジュゼッペ・アルチンボルド
制作:1563年

「春」は、春夏秋冬をモチーフにした寄せ絵『四季』のうちの1つです。
右を向いた人物は、よく見るとすべてが植物。およそ80種類が描かれているといわれています。アルチンボルドはイタリアの画家で、植物や動物、本などを人物のように構成する「寄せ絵」を描きました。
「寄せ絵」はトリックアートのひとつで、日本にも寄せ絵の浮世絵があります。

戦争の悲惨さを伝える有名絵画ピカソ「ゲルニカ」

ピカソ「ゲルニカ」
作者:パブロ・ピカソ
制作:1937年

ドイツ軍の空襲を受けたスペインのゲルニカを描いた本作は、犠牲になった人や動物の表情は、モノクロであるがゆえに圧倒的な存在感を放っています。
ピカソはさまざまな作風の変遷をたどりつつ、1万3,000点の油絵、10万点の版画、300点の陶器や彫刻をその生涯で制作し、たいへんな多作家として知られています。数多ある傑作の中でも、「ゲルニカ」は特に意義深くまた優れた作品として世界中からその価値を認められています。

映画でも話題になった有名絵画ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」

ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」
作者:レオナルド・ダ・ヴィンチ
制作:1503-1519年

「モナ・リザ」は、謎めいた微笑がさまざまな学説や憶測を生み、ダン・ブラウンの小説を原作とした映画「ダ・ヴィンチ・コード」も世界中で大ヒットを記録しました。
ダ・ヴィンチは長年かけてこの作品を手直ししたり描き直したりしており、その執着ぶりも謎を呼んでいるのかもしれません。
フランスのルーヴル美術館に所蔵されています。

革命をテーマにした有名絵画ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」

ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」
作者:ウジェーヌ・ドラクロワ
制作:1830年

作品が描かれた同年に起きたフランス7月革命をテーマにした「民衆を導く自由の女神」には、さまざまな暗喩が込められています。
まず、女性はフランス共和国を象徴する自由の女神マリアンヌであり、「自由」の象徴といわれています。その女性が上半身をはだけているのは母性をあらわし、ひいてはフランスという祖国を暗喩したものとされています。
また、確定した事実ではありませんが、シルクハットを被りマスケット銃をかまえている男性はドラクロワ自身ではないかといわれています。
フランスにとって意義深い絵画ですが、過去には日本との友好を記念して貸し出されたこともありました。

唯一無二の世界へ誘う有名絵画ルソー「夢」

ルソー「夢」
作者:アンリ・ルソー
制作:1910年

ルソーは、パリの税関職員として働きながら余暇に絵を描く、いわゆる「日曜画家」でした。そのため代表作の多くは、彼が税関を退職した50代以降に描かれたものです。もっともよく知られる「夢」は、亡くなる年に描かれました。
作品はどれも一見稚拙に見えますが、独特な世界観と唯一無二の色使い、遠近感を取り去った構図は後年の作家に影響を与え、世界にその名声をとどろかせています。

画家の代名詞にもなった有名絵画ムンク「叫び」

ムンク「叫び」
作者:エドヴァウド・ムンク
制作:1893-1910年

ノルウェーの画家ムンクは、1893年から数年かけて4点の「叫び」を描きました。パロディやモチーフに度々使われていることから、作中に描かれている人物が叫んでいるように思われがちですが、実は人物は耳をふさいでいるだけ。「叫び」は、ノルウェーのフィヨルドと不穏な空という自然が放つ叫びに圧倒され、その叫びを聞くまいと耳をふさいでいるシーンを描いた作品なのです。

ルネサンスの大作名画ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」

ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」
作者:サンドロ・ボッティチェッリ
制作:1483年?

ギリシャ神話において、ヴィーナスは最初から大人の女性の姿をして海から誕生したとされています。
その場面を描いているのがこの絵画です。
描いたボッティチェッリは、イタリアのフィレンツェに生まれたルネサンスを代表する画家です。芸術のパトロンとして名高いメディチ家の力によって庇護され、宗教画や神話をテーマにした作品を多く描きました。

ハムレットから題材を得た有名絵画ミレー「オフィーリア」

ミレー「オフィーリア」
作者:ジョン・エヴァレット・ミレー
制作:1852年

この作品に描かれているのは、シェークスピアの悲劇「ハムレット」の登場人物オフィーリアです。
オフィーリアは戯曲の主人公である王子ハムレットの妃候補であるにも関わらず、運命に翻弄されて精神を病み、小川で溺死してしまいます。ミレーの描くオフィーリアは、少女の盛りを過ごしているオフィーリアの美しさを描きつつも、その生命が失われていく様子を虚ろな目や手の動きであらわしています。

青の美しさが際立つ名画ゴッホ「星月夜」

ゴッホ「星月夜」
作者:フィンセント・ファン・ゴッホ
制作:1889年

ゴッホの作品は、「星月夜」以外にも名作が数多くありますが、生前から高く評価されていたわけではないことは有名です。
持病の発作に悩まされながらも療養の合間に創作活動を続けており、「星月夜」にも観られる渦巻きは、その不安と狂気をあらわすモチーフとして作家の特徴のひとつになっています。

日本で観られる有名な絵画

世界中の人が知っている名画というと、ヨーロッパや米国に行かなければ観ることができないと思っていませんか?
実は、名画の中には日本で鑑賞できる作品もたくさんあります。ここでは、海外の作家だけでなく、国内外で高い評価を受けている日本の作家の有名な絵画についても紹介します。

ゴッホ「ひまわり」

フィンセント・ファン・ゴッホの代表作のひとつといっていい「ひまわり」は、彼が生涯で7点描き、6点が現存するといわれています。そのうちの1作品が、東京都の東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館に飾られています。
深みのある黄色で構成された迫力ある作品、まさにその目で実際に見てみたい名画といえるでしょう。

東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
東京都新宿区西新宿1丁目26-1損保ジャパン日本興亜本社ビル42階
公式サイト:https://www.sjnk-museum.org/

歌川広重「冨士三十六景」など

日本の浮世絵は、古くから世界中で愛され、その高い芸術的価値がみとめられています。
山形県にある広重美術館では、歌川広重(安藤広重)があらわした「冨士三十六景」をはじめとした作品が収蔵されています。

広重美術館
山形県天童市鎌田本町1-2-1
公式サイト:http://www.hiroshige-tendo.jp/index.html

ミレー「種をまく人」

山梨県立美術館は、ミレーをはじめとした、自然主義的な画法で知られるバルビゾン派の風景画を多くコレクションしており、「ミレーの美術館」という異名をもっています。
ジャン=フランソワ・ミレーは、19世紀フランスのバルビゾン派を代表する画家です。農家に生まれ、「落ち穂拾い」や「種をまく人」農民画、風景画をよく描きました。また、若い頃は社交界で肖像画の注文を多く受け、50点あまりを制作したといわれています。

山梨県立美術館
山梨県甲府市貢川1-4-27
公式サイト:http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/index.html

草間彌生「かぼちゃ」

ドットの意匠が日本のみならず、アジアで広く人気を博している草間彌生の代表作「かぼちゃ」。大きなかぼちゃに整然と並んだドットのパターンは、一度実際に目にしてみたいと思う方も多いのではないでしょうか。
彼女の出身地である長野県にある松本市美術館では、草間彌生の息吹を感じられるオブジェを見ることもできます。

松本市美術館
長野県松本市中央4-2-22
公式サイト:http://matsumoto-artmuse.jp/

モネ「睡蓮」

印象派を代表する画家として、日本人から愛されているクロード・モネ。モネの作品を所蔵している国内の美術館はほかにもありますが、ここMOA美術館にはモネの作品の中でも特に人気の高い「睡蓮」があります。
「睡蓮」は連作として描かれています。モネは、自ら購入した敷地に川の水をひいてきて睡蓮の池を作り、さらに日本風の太鼓橋を作らせて「水の庭」と称していました。こうしたエピソードが日本で「睡蓮」の愛される秘密のひとつなのかもしれません。

MOA美術館
静岡県熱海市桃山町26-2
公式サイト:http://www.moaart.or.jp/

モディリアーニ「おさげ髪の少女」

名古屋市美術館では、1910~1930年頃にパリに集っていた芸術家、いわゆるエコール・ド・パリを代表する藤田嗣治、シャガール、ユトリロ、ローランサンなどの作品を所蔵しています。
エコール・ド・パリの収集コレクションの目玉として美術館が購入したのがモディリアーニの「おさげ髪の少女」、購入費は全体の予算のおよそ半分である24億円だったといわれています。イタリア出身、パリで活躍したアメデオ・モディリアーニの作品は、首や顔を長く引き伸ばし、瞳に光を描かないといった大きな特徴があります。

名古屋市美術館
名古屋市中区栄二丁目17番25号
公式サイト:http://www.art-museum.city.nagoya.jp/

グレコ「受胎告知」

天使が処女マリアに神の子の受胎を告げる「受胎告知」のシーンを描いたエル・グレコの作品は、大原美術館に所蔵されています。
エル・グレコは、クレタ島の出身で本名をドメニコス・テオトコプーロスといいます。エル・グレコという名は、イタリア語で「ギリシャ人」を意味する通称でした。
スペインのプラド美術館に多く作品が展示されており、ルネサンス期とバロック期の中間に位置する後期マニエリスムを代表する作家として知られています。
大原美術館には、エル・グレコのほか、セザンヌの「水浴」、モネの「睡蓮」など多くの有名絵画が収蔵されています。

大原美術館
岡山県倉敷市中央1-1-15
公式サイト:https://www.ohara.or.jp/

レンブラント「広つば帽を被った男」

光と影を克明に描いたバロック期を代表する画家、レンブラント・ファン・レイン(工房作?)による「広つば帽を被った男」は、当時の肖像画の流行にしたがったためか、楕円形に切り抜かれているのが特徴です。
レンブラントといえば「夜警」が有名ですが、若い頃から肖像画家として成功し、自画像も含めて人物画において高い評価を得ていました。

DIC川村記念美術館
千葉県佐倉市坂戸631
公式サイト:http://kawamura-museum.dic.co.jp/

ルノワール「読書するふたり」

やわらかいタッチと、明るさに満ちた作風で高い人気を誇るピエール=オーギュスト・ルノワールの作品も、日本の美術館で観ることができます。
群馬県立近代美術館に収蔵されている「読書するふたり」は、弟とモデルを描いたものといわれています。身を寄せ合って一冊の本に見入るふたりと、彼らのいる明るい室内が描かれています。

群馬県立近代美術館
群馬県高崎市綿貫町992-1
公式サイト:http://mmag.pref.gunma.jp/

マネ「自画像」

エドゥアール・マネは生涯で2点しか自画像を描かなかったといわれていますが、そのうちの1点は日本のブリヂストン美術館にあります。
ボタンが左右逆さまになっていることから、マネが鏡を見ながら描いたことが分かっています。ちなみに、これは当時の自画像を描く際の一般的な手法でした。

ブリヂストン美術館(2020年1月まで休館)
東京都中央区京橋1丁目10-1
公式サイト:http://www.bridgestone-museum.gr.jp/

アンソール「仮面の中の自画像」

不気味な仮面で人々の姿を風刺的に描いた画家、ジェームズ・アンソールの自画像も、日本で観ることができます。
この作品の中で、アンソールは奇妙な仮面に囲まれながらただ一人、素顔をさらす姿で描かれています。

メナード美術館
愛知県小牧市小牧五丁目250番地
公式サイト:https://museum.menard.co.jp/

番外編:名画を陶板で楽しむ美術館

世界中の名画が楽しめる異色の美術館といえば、大塚国際美術館でしょう。
サイズと色彩を忠実に再現した陶板名画は、「モナ・リザ」、「ゲルニカ」、「最後の晩餐」といった世界に名だたる作品ばかり。
バチカンのシスティーナ礼拝堂を原寸大で再現したシスティーナホールで、「第69回NHK紅白歌合戦」の特別中継がおこなわれたのも記憶に新しいところです。

大塚国際美術館
徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
公式サイト:http://o-museum.or.jp/publics/index/46/

所蔵作品が常設とは限らない?訪れる時は下調べを忘れずに

ここに挙げた情報は、あくまで2019年現在での所蔵作品情報です。
名画はほかの美術館に貸し出しされたりメンテナンスで観覧不可になったりすることもあり、常設展だからといっていつ訪れても観られるという保証はありません。
お目当の名画を確実に観たいという方は、事前に展示内容について美術館へ問い合わせすることをおすすめします。

まとめ

日本全国の美術館には、世界から愛される名画が数多く収蔵されています。名画との出会いを楽しむ旅も、きっと楽しいことでしょう。

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