豊道春海 買取

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豊道春海について

戦後の書道教育に尽力した春洞七福神のひとり

豊道春海(ぶんどう しゅんかい)は、天台宗の僧、書家として知られています。別号として龍渓や谷門道人、天門海翁などを用いました。掛軸や色紙などが作品としてよく残されています。栃木県那須郡(現大田原市)に生まれた春海は6歳で仏門に入り、東京浅草華徳院の住職となって豊道家を継ぎました。書を本格的に学び始めたのは14歳の時で、その生涯で2,000人の弟子を育てたといわれる書家、西川春洞の門下となります。またたくまに頭角をあらわし、のちに「春洞七福神」と称される高弟のひとりに数えられました。中国の南北朝時代に北朝で発達した六朝楷書にヒントを得て独自の書を確立、気骨を感じさせる雄大な書法は多くの人に好まれています。
春海は自身の活動のみならず、書道の普及にも尽力しました。主な活動は、瑞雲書道会の設立、太平洋戦争後の書道教育の復興です。瑞雲書道会は、純正な書道芸術を掲げ、その発展を目指して設立された会で、現在も約1,000人の会員を有し、書道展を開催しています。また、東京都美術館が建設された折には、作品展の開催を実施、これは東京都美術館で初めておこなわれた書道展となりました。日本芸術院会員であり、日展第5科に書道が新設された際は、その理事としてさまざまな活動をしました。これらの功績が称えられ、書道界で初の文化功労者として顕彰されています。なお春海の書は、中国から招かれるかたちで海を渡り、北京、広州、上海を巡回する個展がひらかれるなど、世界的にもよく知られています。

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