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橋本関雪について

写実性と独自の感性で新南画を生み出した巨匠

橋本関雪(はしもとかんせつ)は、大正・昭和期に活躍した日本画家です。

播磨明石藩のお抱え儒学者の家に生まれ、父から漢学や詩文、書画などの教養を授けられます。12歳で四条派の画家・片岡公曠(かたおかこうこう)の弟子になり、漢詩や和歌なども作り始めます。

画業では京都岡崎で開催された第4回内国勧業博覧会で席上揮毫をおこない、15歳の時に絵画修行のために上京。

のちに京都に移り、竹内栖鳳(たけうちせいほう)の画塾「竹杖会」に入りました。当時の竹丈会には上村松園や小野竹喬、土田麦僊、池田遙邨などの近代日本画のホープがそろっていました。

橋本関雪も文展審査員や帝展審査員を歴任し、1934年(昭和9年)に帝室技芸員に任命されました。のちに帝国美術院会員、フランスのシュバリエドレジョン・ドヌール勲章を授与されるなど、国内外で高い評価を得ています。

橋本関雪の画風は、四条派の写実性を重んじたものです。大正期に入ってからは、新南画・新古典と呼ばれる作風で新しい絵を次々と発表し、京都のみならず日本画壇において重要な中心人物のひとりでした。代表的作品に「玄猿」「長恨歌」「木蘭」「琵琶行」などがあり、大陸文化への深い理解が独自の画風を生み出した巨匠です。

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