樋口一葉の買取

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樋口一葉について

森鴎外らに絶賛された早逝の女流作家

樋口一葉(ひぐち いちよう 1872-1896年)は、24歳の若さで亡くなった小説家です。2004年から新渡戸稲造に代わり、5千円札の肖像として採用されました。戸籍名は奈津で、「なつ」とも表記されています。小説は一葉(姓なし)、歌人名義では「樋口夏子」、新聞小説は浅賀のぬま子、春日野しか子など、複数の号を使い分けて活動しました。樋口夏子と一葉の混合系である樋口一葉という名義で発表された作品は、実はあまり多くありません。一葉は、東京府第二大区(現東京都千代田区)にある長屋で生まれました。両親は駆け落ち同然で結婚して上京したために貧しく、それゆえか一葉は生涯で12回もの引っ越しを経験しました。幼い頃から聡明で、7歳にして曲亭馬琴(きょくてい ばきん)の「南総里見八犬伝」を読破するほど。父はその才能を見抜き、知人のつてを頼って和歌を習わせました。歌人である中島歌子(なかじま うたこ)が主宰する「萩の舎」では上流階級の子女たちの中にあっても物怖じせず、才媛と称されています。
初めて一葉の筆名で随筆をあらわしたのは、20歳の時です。その後に執筆した「たけくらべ」は、幸田露伴(こうだ ろはん)や森鴎外(もり おうがい)らに高く評価されますが、その頃には肺結核に体を蝕まれており、まもなく亡くなってしまいます。国内で最初の職業女流作家といわれており、創作である小説だけでなく日記にもその価値が見出されています。一葉の作品は、短冊としても現代に伝わっています。

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