目次
岸田劉生の買取相場
品名 | 買取相場 |
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岸田劉生 梅図 60号 | 456,000円 |
岸田劉生 厨房小彩 日動鑑定書付 | 380,000円 |
岸田劉生 麗子像図 油彩 鑑定シール | 346,000円 |
岸田劉生 小流静動図 鑑定付 | 315,000円 |
岸田劉生 天地創造 銅版画 | 168,000円 |
岸田劉生 人物像 油彩6号 | 182,000円 |
岸田劉生 王母桃 水彩4号 | 173,000円 |
岸田劉生 油彩 静物 | 122,000円 |
岸田劉生の買取実績
*掲載価格は実際の買取価格を保証するものではありません。
品物の状態や市場相場により価格が変動いたしますので予めご了承ください。
3つの買取方法が選べます
岸田劉生について
娘をモデルにした一連の作品が有名な表現主義的画家
岸田劉生(きしだ りゅうせい 1891-1929年)は、東京銀座に居を構える実業家の4男として生まれた画家です。劉生の弟は、宝塚歌劇団で日本初のレビュー「モン・パリ」を作った劇作家、岸田辰彌として知られています。文芸・美術雑誌「白樺」が主催する美術展において、民藝運動をおこしたバーナード・リーチや柳宗悦ら、武者小路実篤といった文化人と交流をもった劉生は、高村光太郎らと結成したヒュウザン会で本格的に画壇デビューを果たしました。ヒュウザン会は、のちにフュウザン会と改称されましたが、どちらもフランス語で木炭(fusain)を意味します。劉生は、発起人の一人に名前を連ねていました。結成期間はわずか2年間ほどで、展覧会も2回のみという美術集団でしたが、日本初の表現主義的な美術運動として歴史に名を残しています。ちなみに解散理由の一つとして、劉生と発起人の一人である斎藤与里(さいとう より)の意見が食い違ったことが挙げられています。
私生活ではかなりの潔癖症で、くしゃみをしただけでアスピリンを服用したり、寒い時には布団を何枚もかけたりと、かなり極端な性格であったことが知られています。かんしゃく持ちでもあり、実業家の家に生まれながらも社交的な性格ではありませんでした。劉生の描いた絵画でもっとも有名なのは、一連の「麗子像」でしょう。麗子像は、1914年に生まれた劉生の娘をモデルにした作品で、劉生は多くの「麗子像」を描きました。