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北大路魯山人について

料理のできるグルメとして多大な影響力をもった陶芸家、書道家

北大路魯山人(きたおおじ ろさんじん 1883-1959年)は、陶芸家、書道家、料理家、美食家として多大な影響力をもつ芸術家です。

京都府愛宕郡(現京都市北区)の士族の家に生まれた魯山人ですが、明治維新の混乱により父が自殺、母は失踪し、幼くしてゆかりのあった巡査の家の養子となりました。

しかし、直後に巡査夫妻を亡くし、義兄夫婦の家で虐待にあうなど苦難に見舞われます。
近所の住民の助けによって木版師の家へ養子に出され、ようやく安定した生活が送れるようになりました。ここでは進んで炊事を引き受け、料理の基本を学んでいったとされています。

家庭に恵まれない魯山人ですが、幼い頃からその美意識は研ぎ澄まされていました。
画学校への進学は許されませんでしたが、養父のもとで木版の手伝いをしながら篆刻(印章を作成すること)、書などの技術を独学で身につけていきます。

腕をかわれて帝国生命保険会社(現朝日生命保険相互会社)でも仕事をするようになり、コンクールの賞金、会社で得た収入を書道具や骨董品、外食に充てることができるようになりました。

北大路を名乗るのは、失踪した母から家督相続を頼まれた1916年からです。数年は、それ以前に用いていた魯卿(ろけい)の号と併用していました。

戦後には、自作の陶芸作品などを直売する「火土火土美房(かどかどびぼう)」をオープンさせ国内外で高い評価を得ました。
織部焼の重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝の指定を受けています。

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