九条武子 買取

九条武子について

仏教系女性教育の整備に尽力した才色兼備の聖女、歌人

九条武子(くじょう たけこ 1887-1928年)は社会運動活動家としても知られる教育者、歌人です。京都の西本願寺第21代法主の次女として生まれた武子は、歌人の柳原白蓮、明治の法律学者を夫にもつ江木欣々(えぎ きんきん)とともに大正三美人に数えられていました。和歌は三重県出身の歌人佐佐木信綱に、画は京都出身の上村松園に手ほどきを受けています。信綱は日本全国の万葉集写本を収集し、体系化したことで知られており、松園は美人画をあらわし、女性初の文化勲章受章者となった日本画家です。
武子は美しいだけでなく才色兼備として知られており、仏教婦人会の設立をサポート、京都女子専門学校(現京都女子大学)の設立など、仏教を基盤とする女子高等教育の整備に尽力しました。当時は女性の高等教育といえば同志社女子大学など、キリスト教を創立理念の根本とする学校ばかりでした。しかし武子は仏教を建学の精神とすることにこだわり、「国の発展には女子の知識の発達が重要」という旨の趣意書を提出、学校設立を果たしました。なお、関東大震災においては自身も被災しながら負傷者や孤児の救援活動をおこない、全快した築地本願寺の再建を計画するなど精力的に活動しています。困難も伴なったとされる結婚生活でも、表向きは生涯聖女としてのあり方をつらぬいたとされています。築地本願寺の境内と比叡山西塔には武子が詠んだ歌を刻んだ歌碑があり、掛軸では画賛なども残されています。

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