西川春洞 買取

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西川春洞について

2,000人の弟子を育てた明治、大正を代表する書家

西川春洞(にしかわ しゅんどう 1847-1915年)は、ほかに如瓶人、大夢道人、茄古山民、謙慎書主人など多くの別号をもつ書家です。肥前唐津藩士の子として江戸日本橋(現東京中央区)に生まれた春洞は、明治〜大正にかけて活躍し、門弟は一説に2,000人ともいわれている大家です。幼少時から祖父に書を習い、5歳で幕末の三筆の一人である巻菱湖(まき りょうこ)の高弟、中沢雪城(なかざわ せつじょう)に入門を果たしました。幕末には尊皇攘夷思想をもち、明治に入ってからは大蔵省にいっとき勤めました。しかし書に専念するため、2年ほどですぐに退職しています。中村蘭台と同様、装飾的な刻印で知られていた徐三庚(じょ さんこう)の作品に影響を受け、その書を研究しました。江戸の文人趣味に合致した作風は晩年まで大人気で、絵を合わせた掛け軸をあらわすこともありました。
春洞弟子の中で特に名高い者は「春洞門七福神」といわれています。力強い筆致で知られる諸井春畦(もろい しゅんけい)、その妻である諸井華畦(かけい)、天台宗の僧である豊道春海(ぶんどう しゅんかい)、鉄道局に勤務する傍で名を成した武田霞洞(たけだ かどう)、日本美術協会の役員を務めていた安元春湖(やすもと はるこ)、旧幕臣の祖父をもち住職として寺につとめた花房雲山(はなぶさ うんざん)、儒者である父に漢学の手ほどきをうけた中村春坡(なかむら しゅんは)がその七福神にあたります。

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