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岡本太郎について

芸術は爆発だと宣言したマルチタレントな芸術家

岡本太郎(おかもと たろう 1911-1996年)は、絵画や立体物の制作、文筆活動、芸術運動をおこなった芸術家です。東京都渋谷駅の壁画「明日の神話」、大阪で開催された万国博覧会に展示された「太陽の塔」は、幅広い世代に土地のシンボルとして親しまれています。また、近鉄バファロー球団のシンボルマークや東京オリンピック参加メダルといったインダストリアル・デザインも手がけています。太郎は、漫画家で放蕩ぶりが世に知られた岡本一平(いっぺい)、夫公認で愛人を同居させる小説家で歌人のかの子という、まれな父母のもとに育ちました。幼い頃から絵画に親しんでいましたが、学校になじめず転校を繰り返すなかで「なぜ描くのか」と自問し、迷いも湧き上がったといわれています。しかし、親子と母の愛人を含めて渡仏した先で見たピカソの絵に衝撃を受け、芸術の道を邁進することになります。そのまま海外で生活するも第二次世界大戦の激化により帰国、自身も召集されて兵役生活を送ります。日本に残してきた作品が焼失するという悲劇にも見舞われましたが、終戦後は二科展受賞、個展開催など精力的に活動していきました。
現在は、太郎が生前寄付した川崎市岡本太郎美術館や、東京国立近代美術館、グッゲンハイム美術館などに作品が収蔵されています。私生活でもスキーや水泳、テニスといったスポーツに親しみ、ピアノもかなりの腕前だったなど、まさにマルチタレントを絵に描いたような存在でした。そのインパクトと芸術性によってTVにも出演し、「芸術は爆発だ!」などの言葉は流行語にもなっています。

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