住吉具慶の買取

住吉具慶:父と共に住吉派の祖となった御用絵師

住吉具慶(すみよし ぐけい 1631-1705年)は、江戸幕府の御用絵師として活躍していた住吉派の祖である住吉如慶(すみよし じょけい)の長男です。父である如慶と同様、大和絵師として活躍しました。

大和絵は、中国文化を感じさせる「唐絵」と対照をなす日本の平安時代に発展した絵画です。「和絵/倭絵」と表記されることもあります。

京都に生まれた具慶は、44歳の時に妙法院門跡である堯恕法親王(ぎょうじょほっしんのう)のもとで剃髪し、法橋(ほっきょう)に叙せられました。法橋は法橋上人位の略であり本来は僧位の一つです。
しかし江戸時代には絵師に与えられることも珍しくありませんでした。具慶とは北境に叙せられた時の法名で、ほかに松岩という号を用いたこともありました。

如慶の未完成作品である「東照宮縁起絵巻」を完成させた上で江戸へ献上し、第4代将軍である家綱から褒美として200両を与えられます。その後、本格的に京都から江戸へ召し出されることとなり、第5代将軍綱吉に仕えて父と同じく御用絵師となりました。

住吉派を確立した父に倣った伝統的な大和絵を受け継ぎつつも、繊細で装飾的な表現が具慶の作品の特徴とされています。ちなみに住吉派は、優美な大和絵を描く京都の土佐派と並び称されており、幕末や明治までその技法が受け継がれていました。

具慶の代表作は、「源氏物語絵巻」、「三十六歌仙画帖」、重要美術品に指定されている「慈眼大師縁起絵巻」などです。現在では掛け軸などで親しまれています。

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