山本陶秀の買取

山本陶秀:研究熱心で茶陶の陶秀と異名をとったろくろの名手

山本陶秀(やまもと とうしゅう 1906-1994年)は、岡山県和気郡(現備前市)生まれの陶芸家です。

ろくろの名手として知られ、「茶陶の陶秀」の異名をとるほど茶陶研究に人生をかけた人物です。
金重陶陽藤原啓に続き、備前焼で3人目の人間国宝、重要無形文化財保持者でもありました。ちなみに、茶陶とは茶の湯に使われる陶磁器全般をさす言葉です。

農家の次男として生まれた陶秀は、伊部尋常高等学校卒業後に、当時伊部で最大の窯元であった黄薇堂の見習いとなりました。本格的な作陶を始めたのは、数年後に花入れ細工物などを制作する窯元である桃渓堂に移ってからです。

ほどなくして独立し、当時軍需省傘下であった国立京都窯業試験場で、備前焼緋襷の南方向け食器の制作に携わりました。軍需省嘱託の身分となり、皿などの食器制作をおこなったといわれています。

その後は、伊部を訪れた北大路魯山人、イサム・ノグチらと親睦を深めるなど、ろくろを用いた均整のとれた作品作りに邁進しました。
また、ブリュッセルの万国博で作品がグランプリを受賞するなど、国内外で高い評価を獲得します。

1939年にはオランダ、フランス、ドイツ、イギリスを周遊し、欧州陶芸の実情について視察、また、韓国や台湾、香港、マレーシア、シンガポールなど東南アジアの視察もおこない、備前焼の価値について認識を深めました。

作品の特徴は清楚で上品な佇まいで、ろくろ技術を極めたことによって生み出される端正な表情が人気を集めています。

フリーダイヤル LINE査定 無料査定・お問合せ
フリーダイヤル LINE査定 無料相談