山崎朝雲の買取

山崎朝雲:写実性の追求で木彫界に新風を吹き込んだ彫刻家

山崎朝雲(やまざきちょううん)は、大正・昭和期に活躍した彫刻家です。

福岡県の陶工の家に生まれ、地元の仏師・高田又四郎のもとで木彫の基礎を学びます。20代半ばで京都にうつり、第4回内国勧業博覧会に「養老の孝子」を出品。これが彫刻界の重鎮であった高村光雲の目に留まり、上京して弟子になりました。

高村光雲が木彫近代化に努めたため、山崎朝雲も従来の仏像彫刻にはなかった写実性を作品に取り入れていきました。新しい技法にも取り組み、石膏でつくった原型を木彫に生かすなどの技法を確立。写実性を重んじた作品を制作しました。

パリ万博に武人像「気比斉晴(けひなりはる)」を出品し高く評価され、のちに米原雲海、平櫛田中とともに日本彫刻会を結成しました。1934年(昭和9年)に帝室技芸員に任命、文化功労者にもなりました。

岡倉天心の影響を受け、西洋重視の立場から日本独自の表現を取り入れた彫刻で、文展や帝展などでも活躍。戦前・戦後を通じて日本の彫刻界の中心的役割を果たしました。

山崎朝雲の作風は徹底した写実性が特徴です。代表作のひとつである「聖観音」など古典的なテーマの制作でも時代考証をし、モデルを使って制作したといわれます。どこまでもリアルさを追求しながらも、作品からは高雅さと力強さが感じられ、骨董市場では人気の衰えない作家です。

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