安井曾太郎の買取

安井曾太郎:写実に基づいた独自のデッサンで一時代を築いた洋画家

安井曾太郎(やすいそうたろう)は、大正・昭和期に活躍した洋画家です。

京都の木綿問屋の子として生まれ、京都市立商業学校を中退後、同行の図面教師であった平清水亮太郎に絵画の初歩を学びました。その後15歳で聖護院洋画研究所に入り、浅井忠(あさいちゅう)、鹿子木孟郎(かのこぎたけしろう)の指導を受けました。

同門には梅原龍三郎がいます。安井曾太郎は在学中から頭角をあらわし、学内で “デッサンの神様”と呼ばれるほどの写実力がありました。

のちにパリに絵画修行のため留学し、アカデミー・ジュリアンでジャン・ポール・ローランスに師事。セザンヌらの後期印象派を学び、帰国後は第二回二科展に「足を洗う女」を含むフランス滞在中の作品44点を発表、画壇に衝撃を与えました。

二科会会員に推薦され、1944年(昭和19年)に帝室技芸員に任命。帝国美術院会員になり、一水会を創立して東京美術学校(現東京芸大)の教授などを歴任、文化勲章も受賞しています。

華やかな経歴とは逆に帰国後は長いスランプに陥りましたが、「安井様式」と呼ばれるモチーフの細部の変更やデフォルメを用いた独自のリアリズムを確立。

代表作の金蓉(きんよう)」(東京国立近代美術館が所蔵)にみられるように、写実を根底にしつつも独自にとらえたフォルムを明快な色彩で描きました。現在でもなお、非常に高い人気を誇る洋画家です。

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