宮川香山の買取

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宮川香山:モチーフが本体を超越している、世界が驚嘆した超絶技巧の陶芸家

宮川香山(みやがわこうざん)は幕末から明治にかけて活躍した陶芸家です。

京都の陶工・真葛宮川長造の子として生まれ、父から陶芸の技術を学んだあと、19歳の時に父の後を継ぎました。色絵陶器や時期などの制作をおこない、若年ながらも25歳の時に江戸幕府から御所へ県の献納する品を依頼されるほどになりました。

のちに薩摩藩の御用商人である梅田半之助などに招かれ、横浜に移転。横浜で海外に輸出する品を作る工房・真葛窯を始めます。ここで宮川香山の名を広める高浮彫と真葛焼(まくずやき)が生まれました。

高浮彫とは、彫刻部分が本体の焼き物よりも突出しているものをいいます。宮川香山の場合は突出したモチーフ部分に動物や鳥が選ばれており、非常に精緻に作られています。ウィーン万博やパリ万博で各章を受賞し、世界中の絶賛されたほどの超絶技巧です。数々の功績を受けて1896年(明治29年)に帝室技芸員に任命されました。

宮川香山の革新性は、精密な観察力から生まれました。高浮彫南天二鶉花瓶一対はウズラをあしらった花瓶ですが小品ながらもすさまじい迫力があり、ウズラの存在感を見せつけています。こういった動物をモチーフにすることが多かったため、宮川香山は対象の動物を飼育して生態を観察していたという逸話もあります。

明治初期の書物に、宮川香山の作品は見ればとりこになって金額にかかわらず手に入れたくなるという記載がある通り、現在でも非常に人気の高い陶芸家です。

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