古い掛け軸を高く売る方法3つとそれぞれのメリット・デメリット

古い掛け軸を高く売る方法3つとそれぞれのメリット・デメリット

遺品整理をしていたら、たくさんの古い掛け軸が見つかった。生前整理のため、古い掛け軸を処分したい。空き家を掃除していたら、掛け軸を発見した。こんな時は、すぐに捨てずに、掛け軸を売ることを検討してはいかがでしょう。

掛け軸を売れば、欲している人が大切にしてくれるというメリットがあります。掛け軸を売ったお金が手許に残るというメリットもあります。

掛け軸を売る方法は、3つあります。どの方法が自分に合っているのかを判断するためにも、掛け軸を売る3つの方法それぞれの特徴やメリットをおさえておきましょう。

掛け軸を売る方法は店頭・出張・宅配の3つ

掛け軸を売る方法は、

  1. 店頭買取り
  2. 出張買取り
  3. 宅配買取り

の3つです。

この他に、「インターネットで掛け軸を売る方法」もあるのですが、インターネットでお店側とやり取りした後は、宅配や出張といった流れになることがほとんどです。インターネットで掛け軸を売る方法は、査定などの後に掛け軸をどうするのかで、3つの方法のどれに分類されるのか判断してください。

掛け軸を売る3つの方法とそれぞれのメリット

掛け軸を売る3つの方法には、方法ごとのメリットがあります。「とにかく掛け軸を売ってしまえばいい」のではなく、売る時の流れやメリットから、方法が自分に合っているかどうかをよく考えたいもの。

事情に即した掛け軸を売る方法を選択することにより、手続きがよりスムーズに進みます。

1.店頭で掛け軸を売る方法

掛け軸を自分で店頭に持ち込んで売る方法です。特徴は「売る掛け軸を自分で店頭まで運ぶ」という点です。

掛け軸を店頭で売る方法では、売りたい掛け軸を店頭で渡し、査定してもらうことになります。査定が済んだら、書類への記入など必要な手続きを行います。それから店頭でお金を受け取るという流れが基本になります。

売る掛け軸の数や店頭に足を運ぶ日時を先に伝えることが必要な場合は、まずは電話やメールなどの店が指定する方法で連絡を取るところからスタートしましょう。

掛け軸を店頭で売る方法のメリットは「自分の仕事などの生活の都合に合わせやすい」という点です。外出などの自分の都合に合わせて掛け軸を売ることができます。売る掛け軸が少なければ短時間で手続きが終わることが多いというメリットもあります。

2.掛け軸を「出張」で売る方法

掛け軸を出張で売る方法とは、掛け軸の買取り業者に連絡し、自宅まで出張してもらった上で不要な掛け軸を売る方法です。

店頭で掛け軸を売る方法が、掛け軸を売る側が店まで出張する方法であるとすれば、こちらは売る掛け軸がある場所まで店側に出張してもらう方法だと考えればわかりやすいのではないでしょうか。まずは掛け軸を売る業者に連絡を取り、それから出張してもらう日時を決めるという流れです。

掛け軸を出張で売る方法には、自宅に担当が出張するので、いちいち店に足を運ぶ必要がないというメリットがあります。また、自宅で掛け軸を査定してもらい、そのまま店に引き取ってもらうこともできるので、大量の掛け軸を売る時に便利だというメリットもあります。

3.掛け軸を「宅配」で売る方法

掛け軸を宅配で売る方法は、「配送業者に店まで掛け軸を届けてもらって売る方法」です。業者が宅配の手配をしてくれたり、掛け軸の宅配に使える宅配キットを用意してくれたりする場合もあります。

流れとしては、掛け軸を宅配で売る店に送り、査定してもらった後にお金を受け取ります。お金の主な受け取り方法は、指定銀行への振り込みです。

最大のメリットは、連絡のやり取りだけで済むという点です。店頭に足を運ぶ必要もなく、出張してもらう必要もありません。ほとんどの場合、宅配し、お金を振り込んでもらうことで完結します。

連絡のやり取りがある場合も、メールや電話で完結してしまうことが非常に多い方法です。

掛け軸を売る方法を選ぶ時の3つのポイント

掛け軸を売る3つの方法の中からどのようにして自分にあった方法を選べばいいのでしょうか。方法を選ぶ時は、次の3つのポイントに着目して判断しましょう。

  1. 自分が希望する掛け軸を売る方法を選択できるか
  2. 掛け軸を出張で売る場合は距離に要注意
  3. 売る掛け軸の軸数(量)もポイントになる

1.自分が希望する掛け軸を売る方法を選択できるか

店頭買取りは行っているけれど、出張買取りは行っていないなど、店により選択できる方法が異なることがあります。掛け軸を売る時にどうしても選択したい方法がある場合は、自分が希望する方法を選択できる店を選ぶようにしましょう。

店を選んでから方法を選ぶのではなく、方法を決めてから掛け軸を売る店を選ぶという流れです。

2.掛け軸を出張で売る場合は距離に要注意

掛け軸を売る店とどのくらい距離が離れているのかは、売る方法を選ぶ上で重要になります。多くの店は、距離が離れすぎていると、出張で掛け軸を売る方法を選択できなくなります。店によっては、出張で売る方法において対応可能エリアを指定していることもあります。

店を決める前に、自宅(または売りたい掛け軸の保管場所)との距離をよく確認しておきましょう。また、距離を確認した上で、自分の望む掛け軸を売る方法が選択できるかどうか、よくチェックして決めることが大切です。

3.売りたい掛け軸の軸数(量)もポイントになる

売る掛け軸がたくさんあると、店頭に持ち込んで売るのは大変です。量や事情によっては、店頭に持ち込むことが困難な場合があります。こんな時は、店頭で売る方法ではなく、出張で売る方法を選択するのがおすすめです。

店頭への足がないなどの場合も、出張や宅配といった方法を検討してみてはいかがでしょう。

まとめ

掛け軸を売る方法は、店頭・出張・宅配の3つです。3つの中から掛け軸の量や業者との距離などを考慮して、都合の良い方法を選択しましょう。方法を先に決めてから店を選ぶという方法もあります。

店頭・出張・宅配の3つの方法には、それぞれメリットがあります。売る方法のメリットが自分のメリットになるのかを考えて選べば、掛け軸を売る手続きがよりスムーズに進むことでしょう。