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本物?偽物?目利きが判断する骨董品の真贋ポイントとは

骨董品の品定めをおこなう鑑定士。優れた鑑定士とは、ものの価値だけでなく、作られた時代や現在の流通状況などにも通じた人物をいいます。

こうした目利きのプロたちがどのようなポイントに着目して骨董品を見ているか、気になりませんか?
骨董品の真贋を判断するポイントについて、ご紹介します。

なんでも鑑定団でおなじみ!骨董品を品定めする鑑定士とは

骨董品は、古くて価値のあるアイテムを総称したもの。人間国宝があらわした陶磁器や掛軸、象牙や琥珀といった希少な材質を使って作られた細工物、現存する数が少ない茶道具のセットなどそのバリエーションは多岐に渡ります。

それぞれに愛好家はいますが、鑑定士はそれらすべてに精通している必要があります。
骨董品を愛でるコレクターたちが全国から自慢の品物を紹介する「なんでも鑑定団」では、江戸時代やそれ以前に作られた掛軸や壺、はたまた明治・大正時代の美術品など、ありとあらゆるものが登場します。

そのすべてに的確なジャッジを下す鑑定士の姿を、ご存知の方も多いかもしれません。
街の骨董品店で日夜希少な骨董品と向き合う鑑定士も、「なんでも鑑定団」に登場する鑑定士と同様、さまざまな品物を鑑定、価格をつけて取引しています。

偽物の骨董品を買わされないために真贋ポイントを知ろう

TVに出てくる著名な鑑定士や、長年買取店を経営するプロのノウハウは、知識に実績と経験が組み合わさったもの。一朝一夕で習得できるものではありません。

しかし、アマチュアでも見抜きやすいポイントを知っておけば、だまされて偽物の骨董品を買ってしまった!という失敗を防ぐことができるかも?プロが見ているポイントはどういった点なのでしょうか。
次にまとめました。

真贋ポイントその1. 鑑定書を過信しない

鑑定書や共箱は、ブランド品や宝飾品のギャランティカードと同じ役目を果たします。

  • 作者(骨董品を誰が作ったか)
  • 来歴(目的や由来)
  • 持ち主の変遷(誰に譲られたか)

作品についてだけでなく、このような付随情報が書かれているものも少なくありません。しかし、悪意をもって作られた偽物の骨董品は、この鑑定書さえ巧妙に偽造されている可能性があるので要注意。

特に、陶磁器や掛軸などを収めている箱は、複数存在することがよくあります。
たとえば最初の持ち主から次の持ち主に譲られる際、何らかの理由で箱が紛失し、作家本人が別に箱書きしたものを用意することがあります。

このようなケースがあるため、鑑定士は鑑定書や共箱がそろっているからといって、それを鵜呑みにしません。鑑定書と併せて品物をさまざまな角度からチェックし、本物という判断をくだしています。
鑑定書があるから絶対に本物ということはないので、怪しい骨董品には気をつけましょう。

真贋ポイントその2. 安易に値引きされる品物には注意

  • 安く売られていた骨董品を買ったら、実は価値のあるものだった!
  • 人から譲ってもらった骨董品が意外な希少価値のあるアイテムだった!

骨董品に夢を見る人なら、一度はそのような体験をしてみたいと思うことでしょう。
しかし、実際にはそのようなことはめったにありません。

骨董市やアンティークショップを見ていて、「それに目をつけるとは目利きですね。特別にお安くしましょう」と言われたら注意!本当に良いものを扱っている骨董品店なら、安易に値下げをしたり安売りしようとしたりはしません。

骨董品は、今はもう作ることができない品物が多く、この世に一つとして同じものが存在しない希少品も。そのような品物は、大切にする人たちの間で譲り受けられ、守られてきました。また価値ある骨董品は、これからも同じように受け継がれていくものです。
大幅な値引きを日常的におこなうような店舗に良いものが入ってくること自体、少ないと考えた方が安全かもしれません。

骨董品鑑定の目利き真贋ポイントその3. 希少な作品には贋作も多いと心得よ

国宝級の希少な骨董品や、博物館や美術館に所蔵されている作品も多い作家の手による作品。これらは当然ながら市場に出回ることがあまりなく、あったとしてもオークションやコレクター同士の個人的な譲渡など、限定的な場で取引されることがほとんどです。

しかし、教科書に載るような希少な骨董品は、多くの人に「高いもの」、「貴重なもの」と認識されやすいため、贋作が作られることも。贋作は、悪意をもって作られたものもありますが、そうでないものもあります。

悪質な贋作:詐欺をはたらく目的で騙すために作られた作品
悪質ではない贋作:弟子が修行のために師匠の作品を模倣した作品
         最初からコピー品として売られていた来歴をもつ作品

このように、贋作だからといってすべてがいけないもの、不法なものというわけではありません。ですが、残念ながら値段は本物とは月とスッポン。たとえ本物と同時代の弟子の作品だとしても本物の作品より価値は低くなってしまいます。

骨董品の真贋を見分けるには鑑定士も長年の経験が必要

結論からいえば、骨董品の真贋を即座に見分けるポイントというのは抽象的であり、曖昧なものです。
どのような骨董品でも巧妙に作られた贋作の存在がある以上、箱書きを見れば絶対に大丈夫、落款を見ればすぐに真贋が分かる、ということはありません。

不確かで曖昧だからこそ、それを見極める「目利き」という言葉があります。骨董品の愛好家にとっては、不確かさも、骨董の道を探求するスパイスのひとつといえるでしょう。

骨董品の価値や真贋を知りたければ目利きに鑑定を依頼しよう

  • 手元にある骨董品の真贋をはっきりさせたい
  • 価値のあるものと譲り受けたが、本物かどうか確かめたい
  • 自分のコレクションがどれくらいの価値なのかを知りたい

そんな時は、骨董品のプロである鑑定士に鑑定を依頼するのがオススメです。
アンティークのアマチュアにも目利きは少なくありませんが、プロである鑑定士なら鑑定書を発行することもできます。

所有している骨董品の来歴を明らかにし、それを確かな書面であらわしておきたい、という方は鑑定書の発行を請け負っている骨董品買取専門店、あるいは鑑定士に相談してみましょう。

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