景徳鎮窯と龍泉窯

中国 元時代(1279~1368年)景徳鎮窯の青花
(イスラム世界との交流シルクロードが生んだ藍色の磁器)

画期的な青花磁器の発明

モンゴル民族が支配した元時代は東西の交通路が整備され、主にイスラム商人の隊商による陸路貿易が活発になり、福建の泉州、福州の港から海上貿易もおこなわれました。このため藍色に発色する良質の酸化コバルトがイスラム圏から入手でき、青花(日本では染付)という陶磁史上画期的な発明に結びつきました。景徳鎮窯はその青花の技法を駆使して斬新な造形と意匠を生み、後代の繁栄へとつながりました。

青花は白磁の白素地に酸化コバルト顔料で直接絵付をし、その上から透明釉を掛け還元炎焼成(酸素が不十分な状態で焼くこと。粘土中の鉄分は青みを帯び、酸化炎焼成では赤みを帯びる)したもの。元時代中期の14世紀前半に創始され、緻密で華やかな意匠をほどこし、濃厚な藍色に発色した大作が特徴です。

主な器形には鍔縁大盤や酒海壺形式の広口大壺、獣耳広口壺、梅瓶、瓢形壺、大鉢などがある。意匠は蓮池水禽・魚藻・草虫・蔬果・松竹梅・龍水・故事物語などの伝統的図様や当時の民画をモチーフにして濃密に描き、鮮麗で量感にあふれたものが多くあります。

この種の青花がトルコのトプカプ宮殿に多数蒐集され、またエジプトのフスタート遺跡からも大量に出土したことを知ると、イスラム世界から運ばれた顔料が魅力的な青花の大作に変貌して遥かなる東西を行き交ったことに、あらためて思いがおよびます。

酸化コバルトの代わりに酸化銅を用いて淡紅色に発色させる釉裏紅の技法も景徳鎮窯で行われたが、この時期の遺品は少なく、明代に盛んとなりました。

龍泉窯の天龍寺青磁

南宋時代に砧青磁を創案した龍泉窯は、景徳鎮窯と同様に技術革新を続け、14世紀初期に天龍寺青磁という新境地を開きました。

特徴としては肉厚で濃黄緑色の重厚な大作が多い。鍔縁大盤、広口有蓋の酒海壺、梅瓶、長頸花瓶、仙盞瓶形水注・鉢・香炉など。景徳鎮窯の青花に共通するものがあるのは、輸出向け製品の特徴とも言えます。

おもに印花・画花で装飾されますが、鉄絵具を釉面のところどころにさして銹斑文とする、いわゆる飛青磁もつくられました。前述のトプカプ宮殿には、元から明時代にかけての天龍寺青磁の大皿が数百枚も保存されています。酒海壺は日本にも多く輸出されており、横浜の称名寺出土の鎬文壺が有名です。

景徳鎮・龍泉 二大窯の動き

景徳鎮

南宋  影青(青白磁)
元~明 青花(染付)

龍泉窯

南宋  砧青磁
元~明 天龍青磁 飛青磁

陶磁器

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