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空き家相続の大問題!残置物の片づけ方法

空き家相続の大問題!残置物の片づけ方法

両親が亡くなり、実家を相続したが誰も住まない…超高齢化が進むにつれ、こんなお悩みが増えています。ここでは空き家を相続した場合の大問題「残置物の処分方法」や「損をしない残置物処分のコツ2点」をご紹介しましょう。
相続した空き家は放置すると余計な固定資産税がかかります。住むにせよ売却するにせよ、早めに残置物を片付けることが大切です。

空き家相続の大問題「残置物」

空き家相続の大問題「残置物」
「残置物(ざんちぶつ)」とは、その家に住んでいた人が残していったものです。家族や親族から空き家を相続した場合、大きな問題となるのが「残置物の処分」。
空き家に残された家具や家電、衣類のほか、食料品や不燃ごみなどの生活ごみも残置物に含まれます。相続した空き家に残されているものは、すべて「残置物」だと思っていいでしょう。
残置物は、次にその家に住もうと思う人にとっては、不要なゴミでしかありません。
大量の残置物は片付けに時間がかかりますし、相続した家が遠方にあり、住む予定がないのに片付けなければいけないというケースも見られます。
まずは住む予定のない家の残置物を処分する方法を知っておきましょう。

上手な残置物の片付け方は?

上手な残置物の片付け方は?
相続した空き家に住む、あるいは仲介で売却する場合は、残置物を片付けるひつようがあります。残置物の片付け方は主に以下あの3つの方法です。

  1. 自分・家族で片付ける
  2. 業者にまるごと依頼する
  3. 自分・業者で分担して片付ける

いずれにせよ、残置物の処分にはお金と時間がかかるものです。それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、最適な方法を選びましょう。

自分・家族でかたづける

メリット お金がかからない
デメリット 残置物の仕分け・処分に時間と手間、体力が必要

家族で片付ける最大のメリットは、お金がかからないことです。
ただしそれ以上のデメリットとして、膨大な残置物の仕分けと適切なしょぶんがあります。
すべての残置物を可燃ゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミとして仕分けして、決まった日に出す手間がかかりますし、大型ごみは空き家のある自治体のやり方に従って捨てねばなりません。退寮にある場合は、トラックを借りて処分場にまとめて持ち込むのもおすすめです。
一軒の空き家には、膨大な量の残置物があります。すべてを仕分けして、ごみとして出すのは大変な作業で、仕事をしているひとが休日などを使って残置物処分をおこなうのは現実的ではない、という点もデメリットです。
ちなみに、家族だけで処分しきれるか?と不安な場合は、次の5点をチェックしてみましょう。3点以上当てはまる場合は、処分業者に依頼するのがおすすめです。

  1. 残置物が大量にある
  2. 残置物の種類が多くて、処分方法がわからない
  3. 大型家具・家電が多く、運び出せない
  4. 家族が忙しく、処分の時間が取れない
  5. 空き家が遠方にあり、通うのに時間がかかる

もちろん、5点すべてに当てはまる場合でも時間をかければ、遺族だけで残置物をすべて処分することは可能です。遺族そろって集中しておこないましょう。

業者に依頼して片付けてもらう

メリット 短時間で作業がすみ、楽に終わる
デメリット お金がかかる・依頼前に複数業者から見積りを取り、検討する必要がある

多くの家族が、専門の処分業者に依頼して残置物を片付けてもらっています。事前に業者が空き家を見て作業時間を計算して、費用を見積もってから始めますから、ほぼ予定どおりの時間で終わるのがメリット。
処分作業中は家族の誰かが立ち会う必要がありますが、これは「処分してもいいものかどうか?」の判断がつきにくいものの確認のためです。
デメリットとしては費用の点と、依頼前に複数業者から相見積りを取って比較、検討する必要があること。
片付け後に仲介で空き家を売却する場合は不動産業者が処分業者を紹介してくれますが、1社だけでなく、他からも見積りを取って比べるとコストダウンできるでしょう。

自分と業者で作業分担して処分

メリット 業者の費用が下がる
デメリット 分担作業ぶんの片付けに、時間と体力が必要になる

業者と分担する場合は、次の3点を家族で処分するようにしましょう。

  1. 家庭ゴミ→食品、布団、衣類、そのほか可燃ゴミ・不燃ゴミで出せるもの
  2. 家電→まだ使える家電は、掃除してからリサイクル業者に売却
  3. 家具→運び出せる家具は不燃ゴミもしくはリサイクル業者に売却

まるごとすべて処分業者にまかせると、費用は高くなります。片付けられる範囲のものでも自分と家族で処分をすれば残置物が減り、結果的に処分業者の費用が下がってコストダウン。お得に処分ができます。
家具や家電類は買取できなくても、無料で引き取りを頼めることがありますから、リサイクル業者に確認しましょう。
とにかく残置物の量を減らすことが大切です。

残置物のある空き家を「売却」、片付けは必須?

残置物のある空き家を「売却」、片付けは必須?
空き家を相続した場合、住まずに売却するケースはとても多いです。では、大量の残置物を残したままで空き家を売却することはできるでしょうか?
ここでは次の2つに分けて、売却する空き家の残置物の処分方法をご紹介します。

  1. 仲介で空き家を買いたい人に直接、売却する場合
  2. 不動産業者に空き家を売却する場合

空き家の売却先によって、残置物を「処分する」「残したままで売る」と変わってきます。どちらが得なのか、よく考えてから決めましょう。

1:買い手に直接売却する場合は、「売主が残置物を処分」

仲介などで、住宅が欲しい人に空き家を売却する場合は、売り手が残置物を処分する必要があります。住宅の引き渡し時には、残置物が何もない状態で買い手に渡すのが鉄則だからです。
不要なゴミはもちろん、家具や家電などもすべて引き払い、空っぽの住宅を売り手に渡すことになるため、残置物はすべて売主が処分しなければなりません。
では引き渡しまでに片付ければいいかと思うでしょうが、じつは「残置物のある状態では売れない」という弱点もあります。
住宅を買おうという人は、購入検討時に実際の家を見てから、比較検討するのが一般的です。
事前見学時に残置物がたくさん残っていると印象が悪くなりますし、物が詰まっていると本来の家の広さが感じられず、思ったような価格で売れないということもあります。
空き家を売ろうと思うなら、専門業者に依頼するなどして、残置物はすみやかにすべて処分しましょう。

2:不動産業者に売却する場合は「残置物をおいたまま」

空き家を不動産業者に売却する場合は、残置物をそっくり残したままでも大丈夫です。「不動産業者が残置物撤去」することになっているので、売主は片づけをする必要はありません。
そのかわり、不動産業者が提示する買取価格にはあらかじめ「残置物の処分費用」が必要コストとして計上されています。買取価格から処分費が差し引かれた状態なので、相場より安くなるかもしれません。
残置物を片付ける時間がない人にとっては、丸ごとおまかせできるのでメリットが大きい方法ですが、買取価格が低くなるのがデメリットです。
残置物処分に時間をかけるか、すこし買取額が安くなっても楽な方法を取るか。空き家売却の最初の段階で、どちらにするかを決めておく必要があります。

残置物処分で損をしないためにしておくべきこと2点

残置物処分で損をしないためにしておくべきこと2点
空き家の残置物処分にはお金がかかる!そこで、すこしでも損をしないために屋っておくべきこと2点をピックアップしました。

  1. 空き家を解体するなら、解体業者に処分を依頼する
  2. 骨董品は専門業者に買取を依頼する

いずれも、一般ゴミの処分費が節約できる方法です。処分前に検討しましょう。

1:空き家の解体・残置物処分を同時にするとお得

空き家を売却せず、解体する場合は残置物の処分を解体業者に依頼することもできます。家屋の解体と同時に処分ができるので、処分業者に頼むよりも割安で片付けられる可能性が高いです。
ただし、注意しておくべきなのは「一般ゴミ・一般廃棄物は、解体業者には処分できない」点。
じつは解体業者が処理できるものは「木製の家具類」や「金属製・プラスチック製のゴミ」などで、解体家屋と同じように処分ができる「産業廃棄物」に限られます。ですから衣類や布団、食品などの一般ゴミは別途、処分業者を依頼しなくてはならないのです。
どの残置物を解体ゴミと一緒に処分できるかは、解体業者によって多少の違いがありますので、依頼前に必ず確認しておきましょう。
そのうえで、一般ゴミは安い処分業者を探すか、家族で片付けると割安になります。

2:骨董品などは、専門の買取業者に売却

残置物の中には、価値のあるものが混じっていることもあります。
具体的には骨董品やアンティークの食器類などで、空き家の持ち主だった方が趣味で集めていたようなものです。じつは、こういった空き家の残置物・遺品の中から、たいへんなお宝アイテムや希少価値のある骨董品・古美術品が見つけるケースもめずらしくありません。
亡くなられた方が骨董品コレクターであった場合や、絵画や美術品の収集家であった場合は、他の一般ゴミと一緒にまとめて処分業者に依頼すると損をする可能性が高いです。
必ず骨董品の価値がわかる専門買取業者に来てもらい、骨董品らしきものはすべて査定してもらいましょう。
大量の骨董品・大型および重量のある品物の査定では、買取業者を相続した空き家に呼ぶ「出張買取」も可能です。
買取可能なものを引き取ってもらえばお金も入ってきますし、処分費用も減らせます。

空き家残置物で高額買取されやすいアイテム3種!

空き家残置物で高額買取されやすいアイテム3種!
それでは、残置物の中で高額買取がされる品物3種類をご紹介しましょう。

  1. 美術品・骨董品
  2. 時計
  3. アンティークのアクセサリー

残置物の片付けでこの3点が見つかった場合は、別に収納しておいて骨董品の専門家を呼びましょう。数がまとまれば、買取額もあがります。

1:古美術品・骨董品

掛軸・絵画・彫刻・茶道具などの古美術品や骨董品は、古いお宅からよく見つかるものです。生前から集めていた方が亡くなられると作品の価値が分からなくなり、リサイクル業者などに安価で買いとられることがあります。
しかし鑑定書がついていたり、作家の署名や印がついた箱に入っていたりする骨董品は、高額で売却できる可能性が高い品物です。ベテラン鑑定士のいる買取業者に依頼して、きちんと査定してもらいましょう。
その際、作品に付属していた書類や保管箱なども必ず一緒に揃えておくこと。付属品によって作家名や作品の制作時期がわかり、査定額がよりアップすることもあります。

2:時計

遺品のなかで一般的なのが時計です。ご本人と一緒に火葬されることもありますが、大量に見つかった場合はまとめて専門家に査定してもらうのがいいでしょう。
時計はマニアが多く、さまざまなモデルやメーカー、製造時期によって価値が異なります。ブランド品のアンティーク時計や、宝石類のついた時計もかなり高額で買取されますので、保証書・外箱をそろえて査定してもらうのがコツです。
また時計などは、できれば「アンティーク時計」の買取実績の高い店に査定依頼するのがおすすめ。う
買取店のホームページに時計の買取実績が掲載されていれば、遺品の時計と同じモデルがないかチェックしてみましょう。買取額が公開されていれば、査定時の目安になります。

3:アンティークのアクセサリー

ダイヤや金のアンティークアクセサリーも高額買取されるアイテム。とくに指輪やネックレス、ブレスレット、ブローチなどは宝石類がついていると高額になります。
また宝石がなくても細工がみごとなものや有名ブランドの品物なら、コレクターがいますので、査定も高額です。古い品物でも、ゴールドやプラチナ、ダイヤモンドのアクセサリーには鑑定書がついていることがあるので、付属の書類などは絶対に捨てずに取っておきましょう。

まとめ

超高齢化が進むにつれて、空き家を相続するご家庭が増えています。空き家の残置物を片付ける場合は、次の4点に留意して、損のないように処分しましょう。

空き家の残置物を片付ける場合、留意すること
  1. 残置物の片付け方法は、「家族でやる」・「業者に依頼」・「家族と業者で分担」の3種類
  2. 不動産業者に空き家を売却する場合は、残置物そのままでも引き渡し可能
  3. 空き家を解体する場合は、解体業者に「木・金属・プラスチック」ゴミの処分を依頼
  4. 残置物の骨董品は、専門家に査定依頼

とくに骨董品・古美術品は高額買取の品物が多いので、かならず専門業者に査定を依頼すべきです。
事前査定を頼むことで、うっかり安く売り渡したり、残置物としてお金を払って処分したりすることなどが防げます。故人が大切にしていた品物は、次の方に渡せるよう専門家を選びましょう。