K18やK14などの刻印がある貴金属で出来た、金縁眼鏡は、金の買取相場で売却できます。レンズが無い、変形しているなど壊れていても、金の価値で査定されるため、フレームがずっしりと重い昔のメガネなら、50,000円以上の高額買取が期待できます。使っていない古い金縁の眼鏡フレームがあれば、気軽に査定に出してみましょう。
いらなくなったメガネ売れるのか?買取価格のつくメガネとは
不用品の整理をしていていらなくなったメガネを見つけたことはありませんか?
レンズの度が合わない、古いデザインでもう使わない、メガネフレームが壊れているなど、さまざまな理由でもういらないと思うメガネ。捨ててしまう前にちょっと待ってください!
価値あるメガネなら中古買取で売れる可能性があります。
べっ甲メガネフレーム
べっ甲はタイマイ(ウミガメの一種)の甲羅のことで、とろりと飴色に光る美しい加工品です。
人肌で少し曲がるため、ぴったり顔に合わせるのに適した素材としてメガネフレームに用いられていましたが、現在は絶滅危惧種として商業取引が制限されており希少になっています。
メガネ自体の価値ではなく、べっ甲の希少性に価格がつくケースがあります。
ブランドのサングラス
ハイブランドのサングラスは、中古市場で人気の高い限定版、購入したばかりの新品同様品などであれば、買取価格がつくこともあります。
壊れていたり、部品が足りなかったりすると買取不可となることもあるので、付属品の有無もチェックしておきましょう。
レンズなしメガネフレームのみ
レンズがすでになく、メガネフレームだけが残っているという場合でも「べっ甲」、「金縁」といった貴重な材料であれば査定額は期待できます。
金縁メガネ
金縁メガネは、べっ甲と同様に「金」そのものの価値を査定できるため買取可能です。金の相場によってはかなりの高額で買い取ってもらえる可能性も!
まずはお手持ちのメガネが本当に金縁かどうかをチェックしてみましょう。見分け方は次に詳しくご紹介しています。
金縁メガネの見分け方
古いメガネや長年しまわれていたメガネだと、本当にゴールド製なのかどうかが分からないケースもあるでしょう。そんな時は、「K18」や「K14」などの刻印がないかどうか確認してみてください。
刻印は、フレームの内側に刻まれていることが多く鼻当ての部分を見ると分かることがほとんどです。
メーカーによっては「K18」や「K14」の後に続いてホワイトゴールドを表す「WG」、イエローゴールド「YG」、ピンクゴールド「PG」が刻まれていることもあります。
なお、金縁メガネに用いられているゴールドは18金や14金が多く、24金は柔らかすぎるためにあまり使用されません。
ネックレスやリングといった宝飾品は24金が最高級というイメージがあるかもしれませんが、金縁メガネは18金、14金で充分価値の高い品物となりますのでご安心ください。
金縁メガネの買取相場=金の相場
金縁メガネは、金の相場に合わせて買取額が決まります。そのため、ブランドやデザイン、破損しているかどうかはあまり問題になりません。レンズがない状態でも買取できるので、古い金縁メガネもあきらめずに買取依頼をしてみましょう。
金縁メガネの査定額は、次のようなステップで決定します。
当日の金の買取相場を確認
金やプラチナの買取相場は毎日変動します。金縁メガネの買取は、当日の買取相場に応じて買取店がgあたりの買取額を決定することが多いので、当日の相場によって査定額は若干動くと考えておきましょう。
金の相場が高ければ査定額もそれに応じてアップしますし、金の相場が下降気味の時には査定額も相応の価格となります。
レンズを外す分解査定か概算査定で重さを確認
金の査定額は「重さ×当日の買取相場」で決定します。そのため、重さを確認するためにレンズや鼻当てといった部品を分解する作業が必要になります。金の部分のみにしてから、重さを計って査定額を決定します。
分解を希望しない場合は、レンズや鼻当てといった金以外の部品の重さをある程度見積って金額を決める「概算査定」という方法を指定することも可能です。
金縁メガネのフレームの重さは約10〜20gほど
デザインにもよりますが、金縁メガネのフレームのみの重量平均は10〜20gくらいです。実際にどれくらいの査定額になるか試してみましょう。
例えば、
10gの金縁メガネをK18相場6,000円で売却した場合
・10g×6,000円=60,000円
20gの金縁メガネをK18相場5,000円で売却した場合
・20g×5,000円=100,000円
金の相場にもよりますが、一般的には金縁メガネひとつで50,000〜100,000円程度の買取額が期待できます。
刻印なしも価値高い?金縁メガネの刻印について
前提として、金縁メガネには「K18」などの刻印があると書きましたが、古い時代に作られた金縁メガネは刻印がされていない、あるいは消えてしまっているということもあります。
「金かもしれない」、「刻印はないけれど重いフレームのメガネがある」という場合は、一度買取店に相談してみることをおすすめします。
一方で、金メッキであったり金の含有率がK18よりも低いことを表す刻印もあります。
750はK18と同等の刻印で価値あり
750という表記は、全体のうち金の含有率が75%ということを意味しており、18金に相当します。そのため、K18という刻印がされた金縁メガネと同様に買取可能です。
GPやGFは金メッキの刻印
「K18GP」のように、18金表記のあとにGPやGFという表記があると、その金縁メガネは金メッキ加工をされている可能性が高いです。
GPはGold Plated、GFはGold Filledで、いずれも金メッキや金張りという意味になります。また、GS(Gold Shelled)、GR(Gold Rolled)という表記がつくこともあります。
18K通称「あとK」は慎重に
古い金縁メガネや、海外製の金縁メガネは、18Kのように通常の表記とは反対の刻印がされていることがあります。これは「あとK」といい、査定について注意が必要な表記です。
あとKは、
・K18よりも金の含有率が低い
・偽物の金で故意に表記をごまかしている
といういずれかの理由で刻印されることが多いようです。ですが、価値がないわけではなく、実際に金が使われているケースもあるので、金縁メガネに「あとK」の刻印を見つけてもひとまずは買取店に相談されると良いでしょう。
刻印のない金縁メガネも存在する
貴金属であれば必ず何らかの刻印があるはずと思いがちですが、明治以前に作られたメガネは、たとえ金が使われていても刻印がされていないことがあります。また、経年劣化や破損によって刻印が失われてしまうことも珍しくありません。
そのため、貴金属を扱う買取店では品物が何でできているかを判断するための比重計や、金の真贋を確かめるための試金石という鉱物を用意して、刻印以外でも金の価値を判断できるようにしています。
刻印がなくても、実は重量のある18金だったというケースは多いので、少しでも可能性を感じたら買取店に査定を依頼するのがおすすめです。