エメラルドの産地やグレード、石言葉について

エメラルドの概要(産地やグレード、石言葉について)

深い緑色に吸い込まれそうになる魅惑の宝石、それがエメラルドです。5月の誕生石にもなっており、古来から貴重な宝石として尊ばれてきました。ダイヤモンドやルビーなどと並んで世界のさまざまな地域で愛されてきたのがエメラルドです。時には王権の、あるときは富の象徴として使われてきた一方で、祭祀やスピリチュアルな世界でも叡智をもたらし未来を照らす石という位置づけを与えられてきました。エメラルドグリーンと称される美しい緑色によって身も心も清らかに変えてくれる、そんな気がする宝石です。

エメラルドの産地

エメラルドの代表的な産地はコロンビアです。歴史的には大航海時代以前のエジプトから産出されるエメラルドがヨーロッパの宝石の歴史を刻む基礎となっていました。16世紀にコロンビアをはじめ南米各地で鉱山が見つかってから以来、世界的に産地は分散しています。ザンビアやジンバブエ、ブラジル、パキスタンやインド周辺もコロンビアの産地です。

エメラルドといえばコロンビア産が主流です。スペイン人によって征服された16世紀頃から現在に続く地ボール鉱山やムゾー鉱山が開かれました。コロンビアのエメラルドが他の産地と一線を画すのは、緑色の深さが際立っている点です。他の産地のものは多少なりとも青色を含みますが、コロンビアでもとくにムゾー鉱山産は緑色のバランスが絶妙に取れており最高級と評されるほどです。

この他、イタビラ鉱山やサリニンア鉱山を持つブラジル産は黒みを帯びた緑色になっていたり、サンダワナ鉱山で知られるジンバブエのエメラルドは小ぶりながら深くて濃厚な緑が鮮やかな光を放っています。

エメラルドの性質

エメラルドは高い硬度のわりにキズや衝撃に弱いという性質があります。もともとベリルという無色の段階ではキズが少なくなっています。ただ、クロムやパナジウムをはじめとする不純物が混ざり込みます。不純物というとネガティブなイメージを持つかも知れません。しかし、エメラルドにとってはあの深い緑色が出るための大切な触媒の役割を持ちます。ベリルが不純物と融合して結晶するときに初めてエメラルドグリーンの輝きが生まれるからです。

エメラルドの価値を左右するポイントにはインクルージョンとキャッツアイがあります。エメラルドの内部をよく見ると細かなキズに似た模様が確認できます。エメラルドが結晶するときに力の入り具合で無理が入ってしまった部分です。これをインクルージョンと呼びます。キズとして捉えられるためできるだけインクルージョンが出ていないものほど希少性が高いとされています。また、滅多に出会えないのがエメラルドキャッツアイです。猫の目のような不思議な筋目がエメラルド全体に入っているもので、見ているだけで吸い込まれそうな心地にさせられます。キャッツアイが入っているエメラルドは大変貴重なだけに高額で取引されています。

エメラルドの石言葉など

エメラルドの石言葉は、安定、喜び、幸福、希望、先見性、明晰、新たな始まり、などが知られています。エメラルドグリーンという言葉にもなっているように、深い精神性を感じさせるエメラルドは自然や平和の願いを託せる宝石でもあります。

エメラルドという言葉はもともと古代ペルシャ語の「緑色の宝石」という単語に由来しています。歴史的には古代エジプトで非常に神聖視されていた宝石で、世界三大美女として名高いクレオパトラも愛したことで有名です。ミイラに代表されるようにエジプトでは古来、永遠の命と肉体に憧れていました。永遠の再生への願いをエメラルドに見た古代エジプト人。クレオパトラはとくにその魅力に取り付かれた一人だったようで、自分のためだけのエメラルド鉱山を持っていたとも伝わっています。

歴史が下るとエメラルドは愛情や家庭円満の象徴として捉えられるようになりました。エメラルド婚というのを知っていますか。結婚から55周年を記念してエメラルドを贈るという習慣も近代以降に広まりました。

また、最近のスピリチュアルブームに乗ってパワーすとーんとしての価値もエメラルドにはあります。恋愛や結婚によく効くということで御守り代わりにエメラルドのアクセサリーを身につける女性もいます。歴史的にはとても神聖に扱われてきた宝石で神官や巫女といった宗教祭祀や知的な仕事に携わる人が叡智の源として身につける習慣もありました。

現在では心身を癒やして安定化させてくれたり、将来に向かって前向きな行動を支えてくれるパワーストーンとして人気です。

エメラルドの保存方法や注意点

エメラルドはとても繊細な宝石で、とりわけキズに弱いため取り扱いには注意が必要です。高価なものほどキズが少ないため、身につける時、保存時には衝撃や摩擦をできるだけ受けないようにしましょう。また、ほとんどのエメラルドでオイル処理がされています。水に浸けるのは厳禁です。もし使っていて汚れが気になったら乾いた布やクロスで丁寧に拭き取りましょう。

エメラルドの価値(グレード)について

エメラルドの価値は色の濃さや透明度、大きさなどによって決められます。ただし、もともとコロンビアでは大きめの石がよく産出されるため、他の宝石や産地に比べると大きさと価格がそれほど比例しないのが特徴です。

最高級とされるのはコロンビア産のグレード6Sです。緑の深さや濃さ、透明度の高さが際立つ一方、やわらかみのある輝きがポイントです。エメラルドを評価するときの基準になっているといってもいいでしょう。

もともとエメラルドには面キズといって目に見えるか見えないかぐらいの細かな亀裂やキズが入っています。目立たなくするために現在ではほぼすべてのエメラルドにオイル処理がされて美しい輝きを増すように加工されています。ただ、オイル処理が強いものほどキズが多いということでもあり、年を重ねる毎に輝きが失われてきたりキズが目立つようになることもあります。

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