翡翠(ヒスイ)の産地やグレード、石言葉について

翡翠(ヒスイ)の産地やグレード、石言葉について

東洋では古くから宝石のトップに君臨してきた翡翠は、玉(ぎょく)として中華文明に彩りを添えてきました。半透明で深い緑が印象的な色合いは富や権力の象徴として重要視された歴史を持ちます。

中国での翡翠の位置づけは古代王朝以来、さまざまな装飾品や指輪、腕輪、杯や皿などが宮廷や貴族で好まれてきたことからもわかります。秦の始皇帝とのゆかりも深く、臣下の徐福に命じて不老不死の薬を探させたほど長寿を望んだ彼の王墓にもあふれんばかりの翡翠が使われたと伝えられます。

カワセミという緑の羽根が美しい野鳥がいます。翡翠とはカワセミのオスとメスを意味していて、石の名前の由来となっています。一方、英語ではジェードと呼ばれていて、大航海時代にスペイン人が南米大陸のインディオから翡翠を教わったところから来ています。

日本での翡翠の歴史は縄文時代にまでさかのぼります。今では天然記念物となっている新潟県の糸魚川で産出される翡翠は大変に珍重されて日本各地の遺跡から出土しています。世界最古ともいわれる日本の翡翠加工は歴史的にも宝石の歴史を語る上で重要です。

5月の誕生石にもなっている翡翠はエメラルドよりも扱いやすく人気が高まっています。

翡翠の価値(グレード)について

翡翠は透明度がとても重視される宝石です。そしてジェダイトなら緑の深みが濃く美しい発色のものが重視されます。

歴史的にジェダイトとネフライトだけでなく緑色の石を翡翠(ジェード)とまとめられてきたことから、さまざまな石が翡翠として売られていることも多いようです。天然の翡翠であれば日光に照らすことでジェダイトかネフライトかの判断はつきます。透明部分に現れる石の繊維の交差によってまず判断します。

ただ、翡翠も人工的に着色処理されていて美しい緑色を出したり、加熱処理によって色を変色させたりしている石もあります。はじめから人工的に製造された翡翠も存在します。

見た目にはわかりづらいこともありますが、天然石のような価値はないため購入時には注意が必要です。査定ではまず産地と透明度が第一にチェックされ、色合いや大きさなどが総合的に判断されます。

翡翠は色が染められているものが多くで回っています。査定に当たっても人工処理されているかどうかが厳しく確認されますので、確かな店舗で購入するようにして下さい。

翡翠の性質

翡翠には硬玉(こうぎょく)と呼ばれるジェダイトと軟玉(なんぎょく)と呼ばれるネフライトがあります。鉱物としては種類が異なりますが似た色合いを持つことからまとめて呼ばれるようになりました。

古くから翡翠として珍重されてきたのはジェダイトです。鉱物学上、ヒスイ輝石に分類されます。日本でも勾玉に利用されていることでも知られています。濃い緑が代表的ですが、ホワイトやオレンジ、黄色、赤色など、カラーの豊富な宝石です、国内では翡翠というとこのジェダイトを指すことが多くなっています。ネフライトよりも希少性が高く宝石として珍重されます。実際、ネフライトの翡翠と分けるために本翡翠とネーミングしているお店も多く見かけます。

一方、ネフライトは中国で古来より玉(ぎょく)とされてきた翡翠です。ホワイトや黄色、緑色など淡い色合いが楽しめます。色の変化はネフライトに含まれる鉄の量によることがわかっています。世界史的にはネフライトを翡翠(ジェダイト)とする傾向が強いようです。中国を始め南北アメリカやオセアニアなど、幅広い地域や民族、文化圏でネフライトが宗教的な利用もされてきたことが背景にあります。

硬度でいえばジェダイトはネフライトとも高く、見た目も硬質なイメージを感じます。モース硬度ではジェダイトが6.5〜7、ネフライトは6〜6.5です。

翡翠の代表的な産地

翡翠のうちジェダイトの世界的産地はミャンマーやグアテマラ、カザフスタンやロシア、アメリカのほか日本でも新潟県の糸魚川がよく知られています。とくにミャンマーのシェアが高く、香港で加工された後、世界中に輸出されています。現在、最高級品の多くはミャンマー産で透明度の高さに加えて、緑の中に独特の青みを感じる石が評価が高くなります。

ネフライトの主要な産地は中国や台湾のほかニュージーランドやロシア、北アメリカがあります。とくに中国の新疆ウイグル自治区の和田(ホータン)は紀元前にもさかのぼる歴史を持つ重要な採掘地です。ジェダイトの産地と重なるところも多いのが特徴です。

翡翠の石言葉など

翡翠のうち、ジェダイトは吉報、跳躍、福運、幸運、調和といった宝石言葉が知られています。一方、ネフライトは知恵、安定、気品、長寿、財運などのイメージで語られることが多い宝石です。

ジェダイトは宗教的、呪術的な利用が盛んに行われてきた石です。日本では勾玉に利用されていたり、ネイティブアメリカンやニュージーランドの原住民が病気治療や吉兆を占いツールとして大切にしたりとヒーリングの効果があると信じられてきました。

魔除けや不運を避ける御守りとして肌身は出さず身につける風習も歴史的に確認されています。

ネフライトは中国で玉(ぎょく)と呼ばれて王族や高貴な身分の人々がこぞって宝飾品として愛してきました。王冠やアクセサリーは国や家の権勢を現すものとして宝石の中の宝石と崇められて来たのです。

繁栄や富を呼び寄せる石として、また心の平安や癒やしをもたらす貴石として現在でも中国や台湾での人気は根強いものがあります。

翡翠の保存方法や注意点

衝撃や摩擦には比較的強い石です。水分や直射日光には弱いため身につける際には注意します。温泉や日差しの強い場所で長時間さらすのは避けましょう。

日常的なケアは柔らかい布やセーム皮でやさしく乾拭きします。使用中に汚れが付着してしまったときは、中性洗剤を薄めた液体を作って濡れたクロスで拭き取って下さい。

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