サファイアの概要(産地やグレード、石言葉について)

11.23カラットのサファイア指輪

青く透明で、宇宙を思わせるようなミステリアスな宝石、それがサファイアです。一般的なイメージは目の冷めるような青色だと思いますが、ごくわずかな成分バランスによって赤いルビーにもなる不思議な石です。

実際、サファイアには多彩なカラーバリエーションがあります。ピンクサファイアやイエローサファイア、オレンジサファイアなど豊富で美しい色のラインナップはファンシーカラーサファイアとしてポップなカラーが特徴です。

このように色ではなく鉱物の性質で分類されるサファイアのなかでも高く評価されるのは、濃紺のブルーサファイア、ザクロのようなオレンジ色のパパラチアです。とくに幻のサファイアと呼ばれるコーンフラワーブルーが最高級品として非常に希少価値の高くなっています。

サファイアはイギリス王室で好まれてきた宝石としても知られています。王冠をはじめ、王族が身につけるアクセサリーには必ずと言っていいほどあしらわれています。ダイアナ妃のためにチャールズ皇太子が贈ったエンゲージリングもサファイアでした。

サファイアの産地について

世界的に大きな産地がいくつもあるサファイアは、鉱山によって色や透明度などの違いが大きく異なります。主な産地として知られるのはカシミールやミャンマー、スリランカなどです。

かつてサファイアといえばカシミール産が絶対的な価値を持っていました。最高級品の多くがカシミールから産出された石で、極彩色の濃厚な青色は今でも他の産地の追随を許さない極上の味わいがあります。コーンフラワー(矢車草)という幻のサファイアが伝説的に語り継がれるほどです。ただ、近年、産出量が激減し入手が非常に困難sとなっています。

今日、サファイアの一大産地といえばスリランカです。セイロンブルーといわれるわずかに紫色を感じる青色が神秘的な雰囲気を作り出しています。世界最大のシェアを占めており、カシミールに近い高品質な石が取れるため人気の高い産地です。

モゴック鉱山をはじめとしたミャンマー産のサファイアは粒が大きくクオリティの高さもカシミールやスリランカに追随するレベルです。透明感と色味のなめらかさが個性的で、もともと産出量が多くないため希少性もあります。

サファイアの性質

サファイアはルビーと同じ石、というと驚かれるかも知れません。鉱物としてはどちらもコランダムという種類に当てはまります。なぜ青と赤のように発色に大きな違いが出るのでしょうか。それは、鉱物の中に含まれる不純物(酸化クロム)の微妙な量によって決まります。不純物が極めて少ない場合は無色サファイアとなりますが、宝石としての価値はありません。酸化クロムが1%程度で赤が発色しルビーになり、さらに鉄やチタニウムなどが加わると青が発色してブルーサファイアになります。

頑丈なサファイアガラスでも採用されているようにサファイアはモース硬度でダイヤモンドに次ぐ9を誇っています。ダイヤモンドでしかキズを入れることができないといわれるほど硬く、最近ではスマートフォンの画面保護シートに使われる例も見られます。

サファイアならではの模様として有名なのがスター効果です。光を当てると6方向に輝いて夜空の星の輝きを思い出させます。スター効果にもさまざまな種類があります。よく見られるのは自然光で青、人工光で紫の光を放つものです。カラーチェンジ・サファイアと呼ばれており、タンザニアが主な産地として採掘されています。

サファイアには人工石もあり、天然サファイアの成分を参考に製造されていて20世紀初頭には開発されていました。美しさをアップさせるための人工処理には、高熱で数時間の加熱処理をする方法があります。石の内部に残るインクルージョン(シルク)がなくなったり、透明度を高めるのによく用いられる処理法です。また、ピンクがかったオレンジ色のサファイア、パパラチアの色合いを人工的に出すディフュージョンも加熱処理の一つです。人工処理されたサファイアは広く市場に流通しているので注意が必要です。

サファイアの石言葉など

基本的なものに、高潔や慈愛、誠実、信仰、霊魂の沈静、賢明などがあります。ブルー以外にも多彩なカラーがあるサファイアは色によって宝石言葉もさまざまな付けられています。ブルーサファイアは幸運や店名、イエローサファイアは自信や集中、ピンクサファイアはかわりらしさ、です。

サファイアの中でも古来から尊ばれてきたブルーサファイアには情愛や夫婦の絆を強める効果があると信じられています。僧侶や修行者が持つと献身的で信仰を深めらるとされていて、身につける人も少なくありません。魔除けや厄払いのため、健康をサポートするのに持ち歩く人もいます。

サファイアの保存方法や注意点

硬度が高いため衝撃や摩擦に強いため普段から安心して身につけられる宝石です。酸や高熱にも強いため日常のお手入れも水拭き程度で済ませられます。なお、油脂には弱い傾向があるので注意します。油汚れが付着したら中性洗剤を薄めた液と柔らかい布で拭き取ると万全のケアができます。

サファイアの価値(グレード)について

発色をはじめ、クラリティと呼ばれるキズやインクルージョンなどの不要物が含まれていないか、透明度が高いかなどがポイントです。大きさや光が当たったときの輝きも重視されます。サファイアでは人工的な加熱処理がされている石が多いため、とくに天然サファイアのニーズが高まっています。とくに加熱処理が不要なほど美しい石には評価が高く、希少性があるため高価査定の可能性が高まります。査定の世界では100個に1個程度の割合でしか巡り会えないといわれるほどで、桁違いの評価が与えられます。

産地別の査定ポイントとして、カシミール産は別格ですが、ミャンマー産の青の発色が綺麗なものやスター効果が美しく出ているものは大変貴重です。

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