乾漆百済観音立像

東京都大田区で乾漆百済観音立像を買取りました。

「乾漆百済観音立像」という漢字だけを見ると、「どこでどんな風に区切られるかわからない」という人もいるかもしれません。
これは、「乾漆」「百済観音(百済/観音)」「立像」で分けられます。
1つずつその意味を見ていきましょう。

まず「乾漆」。
これは、麻の布を貼りつけて作っていく方法を言います。この「はりつける時」に使われるのは、非常に特殊な接着剤です。生の漆に潰したお米などを混ぜてつくるものを接着剤として使っているのです。

次に、「百済観音」について見ていきましょう。
単純に「百済観音」とした場合、それは多くは、法隆寺に納められている観音菩薩像のことを指すことになります。これは国宝に指定されている大変大切なものです。
ちなみに、「百済」というのはかつての中国の地方の名前ですが、現在は日本で作られたと考えるのが有力です。

「立像」はそのまま、「立っているお姿」を言います。

東京都大田区に存在した「乾漆百済観音立像」。その観音様がたたえる優しく穏やかな微笑は、長い年月を経た今であっても変わることはありません。昔の人々はこの穏やかな表情に救いを見ていたことでしょう。

大田区仏像