十三絃琴①

大田区大森で十三絃琴をお買取りしました。

琴はもともと古代中国から日本に伝わり、伝来後に日本で独自の発展を遂げた楽器です。
一般的に琴と呼ぶのは、13本の弦を琴柱(ことじ)という支柱で支え、両手に付けた爪ではじいて演奏するタイプをいいます。
今回のお品物のような13本の弦がある琴は正確には箏(そう)と呼ぶべきなのは、中国から伝来した奈良時代には和琴(わごと)という6弦の琴が別にあったためです。区別のために最初は箏(そう)と呼んだのですが、今では和琴がすたれて箏(そう)しかないため、箏(そう)=琴(こと)と呼ばれています。

琴には入門者用から演奏用までランクがあり、今回のお品物は演奏用に使用されていた貴重なものです。
琴そのものが高価な理由は、材料に丸太から削り出した木材を使い、完成までに非常に高度な技術を必要とするからです。入門編の琴でも5~10万円はしますし、最高級品ともなれば、100万円、200万円という価格設定です。

こちらのお品は演奏用のもので、弦を支えるための琴柱や猫脚は本象牙で作られ、竜舌という琴の端の部分(演奏者から見て左側の端)には蒔絵がほどこされている豪華な一品。
大変に貴重なお品で、鑑定を依頼されたお客様に大変ご満足いただける鑑定額をお出しすることができました。

十三絃琴②

大田区骨董品