オートマタ人形『化粧する貴婦人』①

大田区山王で、いくさ工房のオートマタ人形『化粧する貴婦人』を買取りました。

オートマタ(Automata)人形とは、主に12~19世紀にかけてヨーロッパなどで作られていた機械人形のことです。とくに盛んにつくられていたのは、1870~1900年初頭のころ。当時の最高技術を誇る時計技師たちの手によって、ぜんまいを動力源とする自動人形が生み出されました。

オートマタ人形の特徴は非常に複雑な動作をおこなうことでしょう。
ぜんまいやばね、といったシンプルな部品だけでできる動作とは思えないようななめらかな動きは、正確な図面に基づいた作られるような気がしますが、実際にはオートマタ人形の精巧な図面はあまりないようです。
これは、実際にオートマタ人形を作る際、どれほど正確な図面があって図面通りに作ったとしても不具合が出やすいことが理由です。
あるいは作者がイメージした通りの動きをするには、図面だけでは足りず、随時、必要な変更を加えていかねばなりません。オートマタ人形の制作には、非常に高い技術が必要なのです。

今回のお品物は、日本のいくさ工房製作のオートマタ人形です。
いくさ工房では各アイテムの生産を100台に限定し、すべてのオートマタ人形にはバックナンバーが刻印されています。
このお人形は、手鏡を持ち、入念にお化粧の仕上げをする少女のオートマタです。可愛らしさと繊細な動きとともに、バラとレースをあしらった豪華な帽子やおそろいのドレスなどお人形としての魅力も持ち合わせています。

オートマタ人形『化粧する貴婦人』②

大田区人形